「受け身」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「受け身」とは?
「受け身」は、「攻撃を防ぐ立場」を意味します。
このことから、ビジネスで使用される場合は、大きく二つの意味で使用されます。
ひとつは、本来の意味どおりに防御がメインになっている状況の場合です。
たとえば、「鋭い指摘により、受け身になってしまう」という使い方です。
もうひとつは消極的な姿勢を示すものです。
たとえば「受け身の姿勢では案件獲得できない」などのように使います。
どちらも「受け身」と使用できますが、前者は防戦一方の様子、後者は消極的な姿勢を示すものになるのです。
「受け身」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「受け身」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、顧客のレビュー指摘が鋭くて、適切に返答する間もなかったとします。
このような場合は、「終始、受け身になってしまいました」と表現できます。
また、営業活動で自分から顧客にアプローチしない社員がいたとします。
このような場合には、「いつも受け身の姿勢では、営業は務まらない」と表現できるのです。
このように、同じ「受け身」という言葉を使う場合でも、状況に応じて少し意味が変わります。
相手に適切に意味を伝えるためには、文脈や周囲の言葉で適切に補って使用するべきなのです。
「受け身」を使った例文
ここでは「受け身」を使った例文を挙げていきます。
「受け身」には、防戦一方の様子と、消極的な姿勢の二つの用途があることに注意して使い分けましょう。
・『いつも受け身の姿勢では、仕事が進まない』
・『あまりに大量の仕事に、完全に受け身になってしまった』
・『受け身の態度では、成果をあげることはできない』
「受け身」の類語や敬語での言い換え
それでは「受け身」の類語や敬語での言い換えには、どのようなものがあるのでしょうか。
「受け身」の類似表現
「受け身」を「防戦一方」の意味でとらえた場合、「守り通し」や「守勢に回る」などが類似表現になります。
また、「受け身」を「消極的」の意味でとらえた場合、「他人事」、「引っ込み思案」などが類似表現と言えるでしょう。
「受け身」の敬語表現
「受け身」を単体で敬語表現に言い換えるのは難しいでしょう。
敬語表現にする場合には、別な単語で言い換える必要があります。
たとえば、「守勢に回られる」などが敬語表現と言えます。
まとめ
このように「受け身」は、防戦一方の様子と、消極的な姿勢という二つの意味で使用できる言葉です。
ビジネスでも使う機会のあるものですので、上手に活用するとよいでしょう。