「社を挙げて」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「社を挙げて」とは? ビジネス用語【一語】

「社を挙げて」というビジネス用語の意味・使い方・類語・英語を分かりやすく解説します。

「社を挙げて」とは?

「社を挙げて」とは、「会社が持っている全力を傾けて」を意味しているビジネス用語です。

「社を挙げて」というのは、「その会社が持っている人材や資源などのすべてのリソースを注いで何かをすること」を示唆している言い回しなのです。

「社を挙げて」には、「余力を残すことなく、今持っている会社の資金と人材の全てをつぎ込んで」といった意味合いが込められているのです。

「社を挙げて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「社を挙げて」のビジネスでの使い方は、「自社の持っている力を残らず注いで、ビジネスや社内改革に取り組むような場合」に使うという使い方になります。

「社を挙げて」は、「その会社に所属している人たちみんなが特定の目標を達成するために頑張る」といった意味合いで使われています。

使うときの注意点は、「会社全体の人的・物的(金銭的)なリソースを投入するような目的がある場合だけ」に使うことができるということです。


「社を挙げて」を使った例文

「社を挙げて」のビジネス用語を使った例文を紹介していきます。

『社を挙げて、今までにない新しいコンセプトとデザインの商品開発に取り組んでいるところです』

・『社を挙げて機能不全に陥っている社内の人事評価のシステムを改革していますが、抵抗勢力も数多くいます』
・『社を挙げて、不祥事で地に落ちてしまった弊社の社会的信用とブランド力を取り戻したいと考えております』

「社を挙げて」の類語での言いかえ

「社を挙げて」という言い回しの類語での言い換えを紹介していきます。

「社を挙げて」の類似表現

「社を挙げて」の類似表現には、以下のような言い回しがあります。

・『総力を挙げて』
「すべての力を集めてビジネスや目標達成に取り組むこと」を意味している類似表現です。

・『会社のみんなで』
「社を挙げて」というビジネス用語は、「会社に属している社員・関係者みんなで協力して」といった意味のニュアンスを持っています。

・『全身全霊を傾けて』
「自社(自分)が持っている全ての能力・気力体力を注ぎ込むこと」を示している類似表現になります。

「社を挙げて」の英語表現

・『the whole company』
「社を挙げて・会社全体で」といった意味のニュアンスを表現することができる英語表現になります。

・『with might and main』
「持てる力のすべてを尽くして」を意味しているシンプルな英語のイディオムになります。

・『try one’s best』
「ベストを尽くすこと・全力で取り組むこと」を表現することができる英語の言い回しです。

まとめ

「社を挙げて」というビジネス用語を徹底的に解説しましたがいかがでしたか?「社を挙げて」の意味・使い方・類語・英語について調べたいときは、この記事を参考にしてみてください。