この記事では「新たにいたします」について解説をします。
「新たにいたします」とは?意味
改めてする、新しいものにする、といった意味です。
「新たに」には、改めて物事をやるさまという意味があります。
「装いを新たにする」のような使い方をするものです。
「改める」には、古いものを新しいものにする、悪いところをよい方に変えるという意味があります。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
自分の側の行為を低めて表現したり、改まった気持ちを表したりすることで、相手に敬意を表す表現です。
「いたします」の形で使われることが多くあります。
「ます」は敬意を表す語です。
「新たにいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを改めるときに使用をします。
失敗をしないようにと上司から注意を受けてしまい、落ち込んでいるとします。
落ち込んだ気持ちはずっと続いています。
そのような状態のときには、集中力が落ちていて、些細なミスをしてしまいがちです。
案の定、ミスをしてしまいました。
そのことについて、また上司から叱られてしまいました。
落ち込んでいた人は「このままではいけない」と思い、気持ちを変えることにしました。
気持ちを切り替えれば、新しい気持ちで物事に取り組んでいけるはずです。
そして、失敗が少なくなることでしょう。
この気持ちを変えることを表明するときに、このような言葉を使います。
この例の場合だと気持ちを変えるので「気持ちを新たにいたします」となります。
「新たに」の前に、何を改めるのかを表す語がきます。
こういったことを述べたならば、何かを改めなければなりません。
これまでと同じようなことをしていては、口だけだと思われてしまいます。
「新たにいたします」を使った例文
・『考えを新たにいたします』
「新たにいたします」の返答や返信例
何を改めるのかによって返答の内容が変わります。
気持ちを改めるという場合であれば、その人を励ましてあげるとよいでしょう。
気持ちを切り替えることは簡単ではありません。
簡単ではない事柄に取り組もうとしているので、励ましの言葉をかけてあげます。
ただし、これは目上の者が行うことです。
下の立場の者が上の立場の者を励ますことはしません。
そのようなことをすると失礼になる場合があります。
建物などを新たにする場合は、その具体的な内容を聞いたり、指示を出したりします。
大きな事柄なので、しっかりと話し合いをしていきます。
まとめ
この言葉は、何かを改めて行う際に使用をします。
気持ちを変えるときなどに使われる言葉です。
悪い方向に向かうことではなく、よい方向に向かうことである点に注意をしてください。