「残すところ」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「残すところ」とは?
「残すところ」は、残りが少なくなってきた場面で使用される言葉です。
たとえば、「残すところあとわずか」や「残すところも少なくなりましたが」のように使用されます。
これは「残りわずか」や「残りも少なくなりましたが」と言い換える事もできます。
つまり「残り」と同等の意味しかないと言えるのです。
これを、「残すところ」と言いかえる事で、少し仰々しい感じを表せます。
「残りわずか」よりも「残すとことわずか」のほうが、演出効果が高い表現になるのです。
どちらを使用してもよいですが、言葉を強調したいような場面では「残すところ」と選択するとよいでしょう。
「残すところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「残すところ」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、年の瀬が迫って来たとします。
年内の仕事も目途がつき、仕事納めを待つだけの状態になりました。
このような場合には、「今年も、残すところあとわずかとなりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、年内の残り期間が少なくなってきたことを、演出された表現で周囲に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「残り」との使い分けに注意しましょう。
「残すところ」は、シンプルに言い換えれば「残り」にできます。
しかし、それぞれの表現には、それぞれに適した使い道があるのです。
状況に応じて、適切なほうを選択して使用することをおすすめします。
「残すところ」を使った例文
「残すところ」を使った例文を挙げます。
例文のように、「残り」と同じ意味で使用すれば、自然な形で文中に組み入れる事ができるはずです。
・『残すところあとわずかになりました』
・『残すところ少しとなりました』
・『もはや残すところもありませんが』
「残すところ」の類語と敬語での言いかえ
それでは「残すところ」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「残すところ」の類似表現
「残すところ」の類似表現には、「残り」があります。
「残すところ」と「残り」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「残すところ」の敬語表現
「残すところ」を、敬語表現にすることはできません。
これは名詞であり、敬語にする余地がないためです。
敬語にするために、言葉を組み合わせて実現する必要があります。
たとえば「残すところわずかでございます」のようにすれば、丁寧語を使用した表現にできるのです。
まとめ
このように「残すところ」は、「残り」と同じ意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。