「心機一転して」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「心機一転して」とは?
「心機一転して」は、新しい気持ちや態度で何かに取り組む場合に使用できる言葉です。
「心機一転」は「しんきいってん」と読みます。
これは、「心機」と「一転」という二つの単語から構成されています。
そして、「心機」とは、「心の動き」を示す言葉です。
さらに「一転」とは「大きく変わること」を意味する言葉と言えます。
これらを組み合わせて「心機一転」とすることで、「新しい気持ちや態度になること」を意味する四字熟語にできるのです。
なお、「心機一転」は名詞です。
そのため、動詞の「する」を組み合わせて使用できます。
ここでは「する」が連用形になって「心機一転して」となっているのです。
「心機一転して」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「心機一転して」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事で失敗してしまったとします。
しかし、気持ちを入れ替えて、新しい仕事に全力を尽くそうと考えたのでした。
このような場合には、「心機一転して、新しい仕事に取り組んで参りたいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、新しい気持ちで仕事に取り組む様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「心機一転して」の語尾に注意しましょう。
ここで使用している「して」は、「する」という動詞が変形したものです。
これを丁寧語にすれば「しまして」になります。
さらに謙譲語の意味を加えれば「いたして」のように言い換える事ができるのです。
使用する状況に合わせて、柔軟に使い分けるとよいでしょう。
「心機一転して」を使った例文
「心機一転して」を使った例文を挙げます。
例文のように、内容に応じた言葉を組み合わせる事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『既に、心機一転しております』
・『心機一転して、目の前の仕事に励みます』
・『心機一転して、取り組んで参りたいと思います』
「心機一転して」の類語と敬語での言いかえ
「心機一転して」の類語と敬語を解説していきます。
「心機一転して」の類似表現
「心機一転して」の類似表現には、「気持ち新たにして」があります。
「心機一転」と「気持ち新たに」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「心機一転して」の敬語表現
「心機一転して」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「心機一転いたして」に言いかえできます。
まとめ
このように「心機一転して」は、新しい気持ちや態度で何かに取り組む場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
