「見識を疑う」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「見識を疑う」とは?
「見識を疑う」は、相手知識や意見を怪しむような場合に使用できる言葉です。
「見識」は、「意見や知識」を意味します。
ここには暗黙的に「優れた意見や知識」というニュアンスが付与されています。
また、「経験や知識に基づく判断能力」なども含めて、「見識」という言葉で表現できるのです。
なお、「疑う」は、「事実ではないとの可能性を考える」や「本当ではないかもしれないと怪しむ」のような意味で使用される動詞です。
そのため、「見識を疑う」とした場合には、相手の知識や意見に対して疑念を持つような様子を言い表しているのです。
「見識を疑う」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「見識を疑う」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが上司からアドバイスを受けたとします。
しかし、そのアドバイスは、明らかに誤った内容なのでした。
このような場合には、「それ以来というもの、上司の見識を疑うようになりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の意見や知識の程度に疑念を持つ様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「疑う」の使い方に注意しましょう。
これは平易な表現と言えます。
ここに丁寧語の「ます」を付与すれば「疑います」となります。
使用する状況に合わせて、適切に言いかえて使用するとよいでしょう。
「見識を疑う」を使った例文
「見識を疑う」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えていくことで、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『部長の見識を疑う必要はございません』
・『それ以来、先輩の見識を疑うようになりました』
・『そもそも、相手の見識を疑うべきではありませんか』
「見識を疑う」の類語と敬語での言いかえ
「見識を疑う」の類語と敬語を解説していきます。
「見識を疑う」の類似表現
「見識を疑う」の類似表現には、「見識を怪しむ」があります。
「疑う」と「怪しむ」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「見識を疑う」の敬語表現
「見識を疑う」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「見識を疑われる」に言いかえできます。
なお、この場合は尊敬語を使用した敬語表現にできるのです。
ただし、尊敬語の場合は、相手の行動に対して敬意を示す事になるので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「見識を疑う」は、相手知識や意見を怪しむような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。