この記事では「自粛させていただきます」について解説をします。
「自粛させていただきます」とは?意味
行いを慎みます、行いを慎ませてもらいます、といった意味です。
「自粛」には、自分から進んで行動や態度を慎むことという意味があります。
「自」は、われ、みずから、「粛」は、つつしむ、おごそかという意味のある漢字です。
このことからも「自粛」には、自ら慎むという意味があることがわかります。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めることによって、その動作を遠慮しながら行う意を表します。
このような表現をすることで、相手に対して敬意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「自粛させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、自ら進んである事柄を慎むときに使用をします。
やりなさいと強制されて慎むのではなく、自ら進んで慎むときに用いるものです。
たとえば、毎年イベントを開催していたとします。
しかし、今年は震災があったため、被災者のことを考慮してイベントを中止することにしました。
誰かからイベントをやめるようにといわれて中止にしたのではなく、自ら判断をして中止にしました。
このさまが「自粛」が意味するものです。
それを他の人たちに知らせるときにこの言葉を使用します。
「させていただきます」と表現することで許しを求めています。
許しを求める必要がないときには、「自粛いたします」のような表現になります。
行動を慎み、何かを中止する場合なら「○○は中止いたします」と表現することもできます。
外出を控えることなら「外出を控えさせていただきます」のような言い方ができます。
「自粛」という言葉を使わずに表現することができるのです。
「自粛させていただきます」を使った例文
・『○○のため自粛させていただきます』
「自粛させていただきます」の返答や返信例
何かを慎むようです。
その事柄を慎んで問題ないようなら、返答しない場合があります。
慎むことによって支障がでる場合は、その行動をするように求めてみるとよいでしょう。
あることをするようにと求めることによって、相手の考えが変わる可能性があります。
なぜそうして欲しいのか理由を述べた方が、相手の行動を変えられる可能性があります。
希望を伝えるだけでなく、なぜそうして欲しいのかも伝えてみましょう。
まとめ
この言葉は、自分から進んで行動を慎むことを表す際に用います。
強制されて行うのではなく、自ら進んで慎む場合をいいます。
派手なことはしてはいけないという場面があるはずです。
そういったときには、自分で判断をして行動を慎みましょう。