ビジネス用語の「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」とは?意味
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」とは、「足りないところがあったら対処するので連絡してほしい」という意味で使われるビジネス表現です。
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
依頼された作業をこなしたり製品を納品したりなど仕事に一区切りついたときに用いられる表現で「仕事は問題なくきちんとこなしたつもりだが何か問題のあった場合はきちんと対処するので早めに知らせて欲しい」という気持ちを表しています。
ビジネスでは依頼を完璧にこなすのは当然ですが、どんなに完璧に仕上げたつもりでも不具合や不足が発生する可能性は必ずつきまといます。
客先で先方の立会いのもと十分に確認してもトラブルが起きることはあるのですからあらかじめ完璧に仕上げるというのは不可能な話です。
完全な仕上がりが不可能だからといって手を抜いてもいいわけではありません。
重要なのはそのような不備が伴うことを前提にして仕事を進めることです。
細心の注意を払い丁寧に仕事をするのは当然として仕上げた仕事に足りない部分があった時はどうするのか、トラブルが発生する前に対処を考え先方に伝えておくのが正しいビジネスの対応です。
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」という言葉は「不備があったら伝えてくれると嬉しい」とただ伝えているのではなくその言葉の裏に含まれている「連絡があれば不備に対して速やかに対処する」というのが本当の意味合いです。
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」を使った例文
・『問題なく動作していると確認しましたがもし何か不備がありましたらご連絡いただけると幸いです』
・『トラブルにはすぐ対応致しますので不備がありましたらご連絡いただけると幸いです』
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」の返答や返信例
・何かありましたら連絡いたします
不備があったら連絡して欲しいと求められているのでそのように対応することを率直に伝えましょう。
不備がない限り連絡する必要はありません。
・どちらに連絡すればよろしいでしょうか
連絡を求められているので連絡先の確認は大切です。
担当者に直接連絡するのか、それともサポート窓口などがあるのかなど不備があった時の具体的な対処法や連絡方法などを確認しておくと安心です。
まとめ
「不備がありましたらご連絡いただけると幸いです」はアフターフォローやアフターサービスするつもりがあることを伝えるビジネス表現です。
今後も付き合っていくつもりがあることを伝えるときに使う定型文なので正しく意味を理解しておきましょう。