「示唆に富む話」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「示唆に富む話」とは?
「示唆に富む話」は、暗黙的に教えられることが多い話との意味で使用される言葉です。
「示唆」は、「それとなく示すこと」を意味します。
「示唆」の「唆」には、「そそのかす」との意味があるのです。
また、「示唆」とは明示的に示す事ではありません。
暗黙的に何かを示す場合に「示唆」という言葉を使用するのです。
なお、「示唆に富む」とは、暗黙的に示される内容が多いことを表現する言葉です。
これを「示唆に富む話」とすれば、そのような気付きや発見が多い話の事を、言い表す事ができるのです。
「示唆に富む話」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「示唆に富む話」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あるセミナーに参加したとします。
そして複数の登壇者から、多くのためになる話を聞く事ができたのです。
このような場合には、「本日のご講演は、示唆に富む話ばかりでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、教えられる事の多い話であった事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「示唆に富む」の使い方に注意しましょう。
これは「示唆に満ちた」のように表現する事もできます。
同じような意味で使用できますが、「満ちた」のほうが強調された印象になります。
使用する状況によって、適切なほうを選択するとよいでしょう。
「示唆に富む話」を使った例文
「示唆に富む話」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に少し言葉を付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『今日の講義は、示唆に富む話だと思います』
・『本日のセミナーは、示唆に富む話ばかりでした』
・『皆様からの示唆に富む話に感銘を受けました』
「示唆に富む話」の類語と敬語での言いかえ
「示唆に富む話」の類語と敬語を解説していきます。
「示唆に富む話」の類似表現
「示唆に富む話」の類似表現には、「示唆に満ちた話」があります。
「富む」と「満ちた」は、どちらも量や程度が多い様子を表現する言葉なのです。
「示唆に富む話」の敬語表現
「示唆に富む話」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「示唆に富む話でございます」に言いかえできます。
このように表現する事で、「ございます」という丁寧語を含む敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「示唆に富む話」は、暗黙的に教えられることが多い話との意味で使用される言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。