この記事では、ビジネスでも使われることの多い言葉の「銘打つ」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「銘打つ」とは?意味
「銘打つ」の読みは「めいうつ」で、「自分が作った作品等に名前を刻むこと」を意味する言葉で、そこから派生して「商品などに特別な名前を付けること」の意味でも使われる言葉です。
この慣用句における「銘」には、「金石・器物などに来歴や人の功績を記したもの」や「 特に優れた物品につける特定の名」や「 製作物に入れる製作者の名」と言った意味がある言葉で、「打つ」は「細工をして作ることや、文字や記号などを付けることを」意味することから、元々の言葉の意味である「自分が作った作品等に名前を刻むこと」となるのです。
「銘打つ」の使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンとしては、先に派生した意味として記載した「商品などに特別な名前を付けること」の意味で使われるケースが多いと言えます。
例えば、新製品を発売する際の宣伝に、その商品の特長を訴求する謳い文句を付けてアピールすることを「○○を銘打つ」や「○○と銘打つ」と、使われます。
商品の差別化がますます難しくなっている近年では、この謳い文句、キャッチコピーも差別化の要素として大切だと言われています。
この言葉は、商品に対して使われることが多いですが、人に対して使われることもあります。
例えば、有名なスポーツ選手に対して「ミスター○○」や「レジェンド○○」等と呼ばれることがありますが、この「ミスター」や「レジェンド」も人に対しての謳い文句で、「銘打つ」ことに当たります。
また新人歌手等の芸能人に対して、名前にキャッチコピーを付けて売り出すことがしばしばありますが、このキャッチコピーも広い意味では「銘打つ」行為だと言えます。
「銘打つ」を使った例文
・『新製品の発売に当たり、企画会議で商品に銘打つ謳い文句を検討した』
・『最近は色々なスポーツで、実績を残したベテラン選手に対してレジェンド○○と銘打つことが流行っている』
・『新製品を発売する際には、究極の○○と銘打たれることが多い気がします』
「銘打つ」類語や言い換え
「銘打つ」類語や言い換えとしては、「触れ込む」や「名目」や「謳い文句」や「題する」や「掲げる」や「キャッチコピー」等が挙げられます。
まとめ
「銘打つ」とは「自分が作った作品等に名前を刻むこと」を意味する言葉で、そこから派生して「商品などに特別な名前を付けること」の意味でも使われる言葉です。
ビジネスシーンでは、後者の意味で使われることが多いと言えます。
この「銘打つ」ことは、商品だけでなく、人に対しても使われることがあります。