この記事では「今回は目をつぶる」について解説をします。
「今回は目をつぶる」とは?意味
このたびのことは見なかったことにする、という意味です。
「今回」には、このたびという意味があります。
この場合は、今話し手が当面している事柄を指しています。
「目をつぶる」は、見なかったことにするという意味です。
過ちなどを見て見ぬふりをすることをいいます。
知らないという意味ではありません。
その他にも、目を閉じる、死ぬという意味もありますが、この場合はこれらの意味では使用しているのではありません。
「つぶる」には、見て見ぬふりをするという意味があります。
「今回は目をつぶる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、過ちをおかしたけれど、それをなかったこととして扱ったり、見ていないふりをしたりするときに用います。
「つぶる」で言葉を終える形の場合は、目上の者が自分よりも下の立場の者に対して用います。
部下が過ちをしてしまったけれど、今回は見ていないことにするというときに、この言葉を伝えます。
「今回は」で、次回は見て見ぬふりはできないという意味が暗に含まれています。
この先同じことを起こさないように、注意をしたり、指導をする必要があるでしょう。
下の立場の者が上の立場の者に対して述べる事は少ないのですが、上の立場の者に伝えるときには「~つぶるよう、お願いします」のような、お願いの言葉が続きます。
なかったことにしてくださいとお願いをするのは、やや図々しいです。
「今回は」という部分を入れずに「目をつぶる」という場合は、「疲れていて目をつぶる」のような使い方をします。
「今回」はこのたびという意味なので、この場合は目を閉じるという意味ではありません。
「今回は目をつぶる」を使った例文
・『今回は目をつぶる。今後はきをつけるように』
「今回は目をつぶる」の返答や返信例
上の立場の者がこの言葉を述べた場合、注意を受けるはずです。
同じような過ちを起こしてはいけないのです。
この場合は、同じこと起こさないように気をつけるという言葉を返します。
態度がいい加減だと、「また同じことをするのでは」と思われてしまうので、態度にも気をつけましょう。
具体的にどういったことを気をつけるのかを述べるのも大切です。
具体的な事柄を示すことができれば、気をつけるつもりがあるということが伝わります。
まとめ
この言葉は、過ちなどを見て見ぬふりをすることを意味しています。
主に上の立場の者が使用をする言葉です。
今回は見なかったことにしてくれましたが、次はどうだかわかりません。
同じような過ちを起こさないように気をつけましょう。