この記事では「ご相談の上で決めさせていただければと存じます」について解説をします。
「ご相談の上で決めさせていただければと存じます」とは?意味
話し合って決めてもらえればと思う、といった意味です。
「ご相談」は「相談」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「相談」には、問題を解決するために、話し合ったり他人の意見を聞いたりすることという意味があります。
「ご」は他人の行為を表す語について、その人に対して尊敬の意を表したり、他人に対する行為を表す語について、その行為の及ぶ人に対して敬意を表したりするものです。
「上」は、ある物事に関することを意味します。
「帳面の上では」といった使い方をするものです。
「決め」は「決める」のことで、はっきりとさせるという意味です。
「させていただけ」は「させていただく」を指し、相手に許しを求めることによって、その行為を遠慮しながら行う意を表します。
敬意を込めた表現です。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「ご相談の上で決めさせていただければと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相談をして何かを決定したい気持ちを表すものです。
まだ相談は行われておらず、まだ何かは決定していません。
これから相談をして決めていきたいということを表すものです。
たとえば、お客さまが商品を購入する予定であるとします。
さまざまな商品があり、その値段もさまざまです。
お客さまにも予算の都合があるでしょう。
お客さまの要望にあわせて、どの商品を勧めるか考えていきたいです。
予算について相談をしたいのです。
そういったときにこの言葉を使うことができます。
「させていただく」は相手に許しを求める意を込めて使います。
この場合は、相談することに相手の許しを求める必要があるので、「させていただければ」という表現をしています。
「ご相談の上で決めさせていただければと存じます」を使った例文
・『今後のことは、ご相談の上で決めさせていただければと存じます』
「ご相談の上で決めさせていただければと存じます」の返答や返信例
相談をして何かを決めたいようなので、いずれ話し合いをすることになるでしょう。
決めなければならない事柄について話し合いをします。
話し合いをいつ行うのかも決めていく必要があります。
この言葉が述べられているそのときに話し合いをすることもあれば、別の機会を設けて話し合いをすることもあります。
まとめ
この言葉は、何かの決定は相談によって行いたいことを表しています。
話し手側が勝手に決めるのではなく、相手と話し合って決めるときに用いるものです。
お互いが話し合って、納得のいく結果を出せることが望ましいです。