「種々ご事情が」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「種々ご事情が」とは?
「種々ご事情が」は、様々な種類の事情の事を言い表した言葉です。
「種々」は「しゅじゅ」と読みます。
これは、「様々な種類」や「色々な種類」などを意味しています。
種類が多彩に存在する事を、「種々」という言葉で言い表しているのです。
なお、ここでは「種々ご事情が」という形で使用しています。
「事情」は、「何かに至った背景や経緯」などの意味を持ちます。
そして、接頭語の「ご」を付与して「ご事情」とすることで、相手に敬意を含むような表現にしているのです。
なお、このままでは語尾が完結しないため、言葉を付け加えて使用する必要があると分かります。
たとえば「種々ご事情があるかと思います」のようにする事で、初めて文章が成立するのです。
「種々ご事情が」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「種々ご事情が」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、顧客から相談があったとします。
それは、予定していた案件について、下期に延期させてほしいという相談でした。
このような場合には、「貴社にも、種々ご事情があるかと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、様々な種類の背景や経緯がある事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「種々」の読み方に注意しましょう。
これは「しゅしゅ」ではなく、「しゅじゅ」と読むのが一般的です。
ただし、「しゅしゅ」と読んでも誤りではありません。
「しゅじゅ」のほうが一般的な読み方であることだけ、おぼえておくとよいでしょう。
「種々ご事情が」を使った例文
「種々ご事情が」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な文章を作り出す事ができるのです。
・『種々ご事情があろうかと思います』
・『貴社にも、種々ご事情があると存じます』
・『先方にも、種々ご事情がありそうです』
「種々ご事情が」の類語と敬語での言いかえ
「種々ご事情が」の類語と敬語を解説していきます。
「種々ご事情が」の類似表現
「種々ご事情が」の類似表現には、「諸々ご事情が」があります。
「種々」と「諸々」は、同じじようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「種々ご事情が」の敬語表現
「種々ご事情が」を単独で敬語に言い換えるのは難しいでしょう。
これを敬語で言い換える場合、言葉を付け加えて実現する必要があります。
たとえば、「種々ご事情があろうかと存じます」とすれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「種々ご事情が」は、様々な種類の事情の事を言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。