「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」について解説をします。

「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」とは?意味

もう帰ってもいいですかという意味です。

「そろそろ」には、ある時期や状態になってきているさまを表す意味があります。

「そろそろお開きにしよう」「そろそろ出かけよう」のような使い方をします。

「帰らせていただいても」は、帰ってもよいかと相手に許しを求めて、遠慮しながらその行為をする意を表しています。

相手を敬う表現です。

「よろしい」は許容できる範囲であることを表します。

支障ない、許可できるという意味です。

「でしょか」「だろうか」の丁寧な表現で、はっきりしない事柄を問う意があります。

「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手が帰りたいときに用います。

「そろそろ」は、もうその時期ではないかというときに用いる言葉です。

その場にしばらくの間いて、もう帰ってもよいのではないかと思っているとき、仕事が終わってもう帰ってもよいのではないかと思っているときに、「そろそろ」を使います。

しかし「そろそろ」という表現を使うと、「もう、いい加減あきてきた」「早くして欲しい」というニュアンスに受け取られる可能性があります。

そのため、「そろそろ」を使わないで「帰らせていただいてもよろしいでしょうか」とした方がよいでしょう。

「帰らせていただいてもよろしいでしょうか」と問いかけることで、相手に許可を求めています。

「帰らせていただきます」とも表現できますが、この表現だと話し手ひとりの考えで勝手に決めている印象があります。

こういった表現だと、偉そうな態度をとっているように受け取られてしまいかねません。

問いかけの形の方が、控えめな印象を与えられます。


「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」を使った例文

・『○○があるので、そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか』

「そろそろ帰らせていただいてもよろしいでしょうか」の返答や返信例

帰ってもよい、帰ってはいけないを答えます。

やるべき事柄がないなら、帰ってもらってもよいでしょう。

まだやるべき事柄があるなら、その場に残ってもらいます。

なぜ残っている必要があるのかを説明しないと、納得をしてもらえないので、その理由を説明することが望ましいです。

状況を見ればわかるだろうと思うかもしれませんが、理解できない人もいるので、説明する必要があるのです。

まとめ

この言葉は、話し手が帰りたいときに述べるものです。

勝手に帰ってしまうと他の人たちの迷惑になったり、心配をかけたりするので、許可を得てから帰るようにしましょう。