「支障をきたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「支障をきたします」とは?
「支障をきたします」は、何かが妨げになるような場合に使用できる言葉です。
「支障」は「差し障ること」や「妨げること」を意味します。
これは、「邪魔になる」のような意味をもつ「支(つか)える」と、「障(さわ)る」で構成されているのです。
なお、「きたします」は、「きたす」という動詞に丁寧語の「ます」をふよしたものです。
そして「きたす」は、「物事を起こらせる」や「結果として招く」のような意味を持つ言葉なのです。
「支障をきたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「支障をきたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの部署で推進している事業があったとします。
しかし、その事業には大きな欠陥があるように思えるのでした。
このような場合には、「このままでは、いずれ支障をきたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、進行を妨げるような問題が生じる事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「支障」の使い方に注意しましょう。
これには「差し障り」や「差し支え」などの類似表現が存在します。
しかし、「きたします」と組み合わせる場合には、「支障」を使用するのが一般的なのです。
自然な使い方になるように、注意するとよいでしょう。
「支障をきたします」を使った例文
「支障をきたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に言葉を付け加える事で、自然な表現の文章を作り出せるのです。
・『このままでは、支障をきたします』
・『今は問題ありませんが、いずれ支障をきたします』
・『重大な欠陥がございますので、今後必ず支障をきたします』
「支障をきたします」の類語と敬語での言いかえ
「支障をきたします」の類語と敬語を解説していきます。
「支障をきたします」の類似表現
「支障をきたします」の類似表現には、「支障が起こります」があります。
「支障をきたす」と「支障が起こる」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「支障をきたします」の敬語表現
「支障をきたします」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「支障をきたすと存じます」に言いかえできます。
この場合は、謙譲語の「存じます」を付け加える事で、別な敬語表現に言い換えているのです。
まとめ
このように「支障をきたします」は、何かが妨げになるような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
