この記事では「従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます」について解説をします。
「従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます」とは?意味
これまでと同じ条件でお願いしたいと思います、という意味です。
「従来」には、これまでという意味があります。
「従来の方法」のような使い方をする言葉です。
「どおり」は、そのままの意です。
「従来どおり」という場合は、これまでと同じという意味になります。
「条件」は、約束などをする際に、その内容についての前提や制約となる事柄のことです。
「お願い」は「願い」の謙譲語・美化語で、望みが実現するように求めることをいいます。
「いたし」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
「たく」は話し手の希望を意味します。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「ます」は敬意を表す語です。
「従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これまでと同じ条件で何かを行って欲しいときに使用をします。
製品の購入で説明をします。
この製品は、まとめて購入をすると5%割引されます。
割引が適用される条件は、100個以上をまとめて購入することです。
これまで、この条件で購入をしていました。
これからも、この条件を適用して欲しいと思っています。
そういったときに、「これまでと同じようにしてください」という意味で、「従来どおり~」を使用します。
「お願いしたく存じます」の部分は、他の言い方もできます。
たとえば、「お願いできますか」「よろしくお願いします」などです。
求めに応じてくれたときには、お礼を伝えます。
「従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます」を使った例文
・『従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます。よろしくお願いします』
「従来どおりの条件でお願いいたしたく存じます」の返答や返信例
これまでと同じようにと求められているので、可能ならばその求めに応じます。
これまでやってきた通りなので、方針の転換などがなければ、これまでと同じ通りにできることでしょう。
これまでと同じにするのは難しい場合には、無理であることを伝えます。
その際に、相手を気遣うために「申し訳ありませんが」など一言添えることが望ましいです。
これまではできていたのに、なぜこれからはできないのか、相手は疑問に思うことでしょう。
そのため、これまで通りにできない理由を伝えることが望ましいです。
まとめ
この言葉は、これまでと同じ条件にして欲しいときに使用をします。
同じようにして欲しいということは、条件が好ましいということです。
好ましい条件に対して使うことが多くあります。