「一向に改まる気配がありません」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「一向に改まる気配がありません」とは?
「一向に改まる気配がありません」は、全く改まりそうな様子がない場合に使用できる言葉です。
「一向に」は、「まったく」や「ただひたすら」のような意味を持ちます。
「一つのことに向かう」ことを「一向」としているため、その意味を推察できます。
また、「改まる」とは、「悪い状態を良くする」との意味を持ちます。
ここでは「改まる気配がありません」とすることで、「悪い状態を良くする様子が見受けられない」との意味を言い表しているのです。
なお、「ありません」は「ない」を丁寧語にしたものです。
「一向に改まる気配がありません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一向に改まる気配がありません」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが後輩を指導していたとします。
しかし、何度注意してもミスが直らないのでした。
このような場合には、「再三の注意にもかかわらず、一向に改まる気配がありません」と述べるとよいでしょう。
これにより、まったく改善する様子が見えない事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「気配がありません」の使い方に注意しましょう。
これを平易な表現にすれば「気配がない」になります。
また、より丁寧な言葉にすれば「気配がございません」のように言い換える事ができるのです。
使用する状況に応じて、適切な言葉を選択して使用するとよいでしょう。
「一向に改まる気配がありません」を使った例文
「一向に改まる気配がありません」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し説明を加えると、自然な文章を作成できるのです。
・『何度注意しても、一向に改まる気配がありません』
・『長く指導して参りましたが、一向に改まる気配がありません』
・『ミスを指摘したものの、一向に改まる気配がありません』
「一向に改まる気配がありません」の類語と敬語での言いかえ
それでは「一向に改まる気配がありません」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「一向に改まる気配がありません」の類似表現
「一向に改まる気配がありません」の類似表現には、「まったく改まる気配がありません」があります。
「一向に」と「まったく」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「一向に改まる気配がありません」の敬語表現
「一向に改まる気配がありません」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「一向に改まる気配がございません」のように言いかえできます。
まとめ
このように「一向に改まる気配がありません」は、全く改まりそうな様子がない場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
