「ご迷惑をおかけしております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご迷惑をおかけしております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご迷惑をおかけしております」について解説をします。

「ご迷惑をおかけしております」とは?意味

不利益を与えたり、不快な思いをさせたりしている、といった意味です。

「ご迷惑」「迷惑」「ご」をつけて、敬意を表す表現をしたものです。

「迷惑」には、ある行為によって他人に不利益を与えたり、不快にさせたりすること、またそのさまという意味があります。

この場合は、迷惑をかけているのは話し手側です。

「おかけ」「かける」「お」をつけて、敬意を表す表現にしたものです。

「かける」には、望ましくないことを他人に与えるという意味があります。

「しております」「し」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。

「ております」「~しています」の丁寧な表現になります。

「ご迷惑をおかけしております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、他人に迷惑になるようなことを話し手側が行ってしまったときに用います。

「~ております」なので、その状態が続いていることを表しています。

過去に迷惑をかけた、これから迷惑をかけるといったことではありません。

たとえば、サイトのメンテナンスをしたとします。

メンテナンスは深夜に行い、早朝には終わる予定だったのですが、不具合があったために早朝になっても終わりませんでした。

これによって、多くの人がサイトを使う時間帯になっても、サイトを利用できない状態になってしまいました。

そして、多くの人に迷惑をかけている状態です。

今もまだその状態が続いています。

そのときに、このような言葉を使用します。

他人に不利益を与えたり、不快な思いをさせてしまったりしているので、謝罪の言葉も添えることが望ましいです。


「ご迷惑をおかけしております」を使った例文

・『ご迷惑をおかけしております。誠に申し訳ありません』

「ご迷惑をおかけしております」の返答や返信例

報告の形で大勢に伝えられることがあり、その場合は返事をする必要はありません。

個人的に伝えられている場合は、さまざまな返事の仕方が考えられます。

問題がいつ解決するのか知りたい気持ちがあると思います。

相手もいつ解決するかわかっていないかもしれませんが、解決がいつごろになるか尋ねてみるとよいでしょう。

迷惑を受けた怒りをぶつけたくなるかもしれません。

しかし、怒りを向けると相手との関係が悪化する恐れがあります。

まとめ

この言葉は、他人に迷惑をかけているときに用います。

できるだけ迷惑はかけたくないものですが、気をつけていてもそうなってしまうことはあります。

もしそうなってしまったら、すぐに報告をして謝罪をすることが望ましいです。