この記事では「適任ではないかと存じます」について解説をします。
「適任ではないかと存じます」とは?意味
ふさわしいと思います、という意味です。
「適任」には、その任務や仕事にふさわしいこと、またその人という意味があります。
その人が持っている能力や適性を考慮して、ふさわしいと判断されることをいいます。
「ではないか」は、確認をしたり、重ねて注意をしたりする意や、完全に否定するのではなく、いくらかは認めるさまを表します。
「あれほど言ったではないか」「許されるのではないか」などの使い方をします。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「ます」は敬意を表す語です。
「適任ではないかと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある人がある任務や仕事にふさわしいと、話し手が思っているときに述べるものです。
「ではないか」は完全に否定しているのではなく、いくらかは認めているさまを表す語です。
つまり、はっきりとしていないのです。
ふさわしいと認めているなら、「適任だと思います」のように表現をします。
「ではないか」は、適任だと思うっているのか、適任だと思っていないのか、わかりにくくもあります。
本当はふさわしいと思っているという意味なのですが、打消しの意の「ない」を使っているため、人によってはふさわしくないと受け取ってしまう可能性があります。
そのため、「適任である」「適任でない」とはっきり述べることが望ましいです。
その理由も述べた方が説得力があります。
その人にこういった能力があるからなど、ふさわしいと考える理由も伝えるとよいでしょう。
「適任ではないかと存じます」を使った例文
・『○○さんが適任ではないかと存じます』
「適任ではないかと存じます」の返答や返信例
誰が適任かを最終的に決めるのは、立場が上のものになるでしょう。
他人の意見を参考にしながら、誰がふさわしいかを決めます。
この言葉を述べている人が決めるのではなく、その意見に必ずしも従わなければならないというものではありません。
この言葉を述べた人は、ある人がふさわしいと思っているようです。
なぜそう思うのか理由を聞いておくと、ふさわしい人を決めるときに役立つかもしれません。
ふさわしいと思われる人は、複数人存在することもあります。
いろいろな意見を参考にしながら、決めてみてください。
まとめ
この言葉は、任務や仕事に適していると思うという話し手の考えを示すものです。
「ではないか」の表現は紛らわしいので、はっきりと言い切るようにすることが望ましいです。
はっきりと自分の考えを述べてみてください。