「今般はなみなみならぬご指導を」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「今般はなみなみならぬご指導を」とは?
これは、通常よりも手厚い指導を受けた場合に使用できる言葉です。
「今般」は「最近」や「近頃」などの意味を持ちます。
また、「なみなみならぬ」は、程度が尋常ではないことを言い表した言葉です。
つまり、強調表現の一種であり、ここでは「ご指導」の程度を強める目的で使用しているのです。
また、「指導」は「教え導くこと」を意味します。
これを「ご指導」とすることで、相手に敬意を示す言葉に言い換えています。
これらのことから、「今般はなみなみならぬご指導を」が「最近は尋常ではない指導を」と同等の意味で使用できると分かるのです。
「今般はなみなみならぬご指導を」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「今般はなみなみならぬご指導を」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある取引先に挨拶にいったとします。
その取引には、最近とても世話になっていたのでした。
このような場合には、「今般はなみなみならぬご指導を賜り、誠にありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手から多くの指導を受けているような様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「なみなみならぬ」の使い方に注意しましょう。
これは、「尋常ならざる」や「ひとかたならぬ」などの類似表現で置き換える事が可能です。
どれも同じような意味ですが、印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選ぶようにするとよいでしょう。
「今般はなみなみならぬご指導を」を使った例文
「今般はなみなみならぬご指導を」を使った例文を挙げます。
例文のように、感謝の言葉を組み合わせると、自然な使い方ができるのです。
・『今般はなみなみならぬご指導を賜り、本当にありがとうございます』
・『今般はなみなみならぬご指導を頂戴し、誠にありがとうございます』
・『今般はなみなみならぬご指導をいただき、心より感謝しております』
「今般はなみなみならぬご指導を」の類語と敬語での言いかえ
それでは「今般はなみなみならぬご指導を」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「今般はなみなみならぬご指導を」の類似表現
「今般はなみなみならぬご指導を」の類似表現には、「今般は一方ならぬご指導を」があります。
「なみなみならぬ」と「一方ならぬ」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「今般はなみなみならぬご指導を」の敬語表現
「今般はなみなみならぬご指導を」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「今般はなみなみならぬご指導を賜り」のように言いかえできます。
まとめ
このように「今般はなみなみならぬご指導を」は、通常よりも手厚い指導を受けた場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。