この記事では「補足致しますと」について解説をします。
「補足致しますと」とは?意味
足りないところを補うと、といった意味です。
「補足」には、足りないところを補うこと、つけ加えることという意味があります。
ある状態に不足があり、それにつけ加えることをいいます。
数量が足りないところにつけ加えることではありません。
定量が決まっているものが足りなくなって、不足分を補うことでもありません。
補助となるようなことをつけ加えることをいいます。
「致し」は「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。
「いたします」の形で使われることが多いくあります。
「ます」は敬意を表す語です。
「補足致しますと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、説明が足りないときに使用をします。
ある事柄について説明をしたとします。
その説明であるていどはわかるのですが、もう少し説明を加えた方がより内容がわかりやすくなります。
そこで、もう少しだけ説明を加えることにしました。
その際に、このような言葉を使用します。
「これから補助となることをいいます」という前置きです。
前置きがあると、これから何が伝えられるのかを理解しやすくなります。
「致します」が敬意を表す表現なので、この言葉を目上の人や取引先の人に対して述べても失礼ではありません。
「ますと」の後には、補足となる事柄を述べます。
この部分も丁寧に説明をします。
補足の説明をする際に、資料があるとよりわかりやすくなることでしょう。
言葉や文章だけでなく、図も使うとよりわかりやすくなります。
不足しているところを補うための行為なので、わかりやすく伝わるように工夫をしましょう。
「補足致しますと」を使った例文
・『補足致しますと、希望小売価格は○○円です』
・『補足致しますと、開催されるのは来年です』
「補足致しますと」の返答や返信例
この後に補足となる事柄が述べられるので、その内容を聞いたり読んだりします。
相手の話を最後まで聞きましょう。
補足をしてくれたので、内容がよくわかったとは思いますが、疑問点が出てくることもあるでしょう。
疑問があれば質問をします。
質問は受け付けないということもあるので、質問をしてよいか尋ねて、承諾を得たら尋ねます。
相手が述べた事柄に対して聞きたいことがなければ、この後も話し合いなどが続いていきます。
まとめ
この言葉は、足りないと思われる事柄をつけ足すことを意味しています。
話し合いなどで使われることが多いものです。
前置きとしてこのように述べておくと、何が補足部分なのかがわかりやすくなります。
また、相手の理解を助けることにもなります。