この記事では「お気持ちのみを頂戴したく存じます」について解説をします。
「お気持ちのみを頂戴したく存じます」とは?意味
気持ちだけをもらいますという意味です。
提案や物を断るときの言葉です。
「お気持ち」は「気持ち」に「お」をつけて、丁寧な表現にしたものです。
この場合の気持ちは、聞き手の考えや感情を指しています。
「のみ」はだけという意味で、ある一つの事柄などを限定していうものです。
「小学生のみを対象にしている」のような使い方をし、この例の場合だと小学生だけという意味になります。
「頂戴」はもらうことをへりくだっていう語です。
「したく」の「し」は動作や行為を行うという意味の「する」のことで、「たく」は話し手の希望を表す語です。
「存じ」は「存ずる」を指し、「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「ます」は敬意を表す語です。
「お気持ちのみを頂戴したく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手からの提案や物などを断るときに用います。
会社によっては、規程で贈り物を受け取ってはいけないとしていることがあります。
せっかく好意で贈り物をしてくれているので、断ることは申し訳ないのですが、受け取るわけにはいきません。
そのようなときに、こういった言葉を使って断ります。
好意を断られた方は、気分を害することでしょう。
そのため、気遣いを示しながら断ることが重要です。
「せっかくですが」など一言添えることで、気遣いを示すことができます。
断る際には、その理由も伝えます。
理由がわからないと納得してもらえないことでしょう。
具体的に伝える必要はなく、差し支えない範囲で構いません。
「それなら仕方がない」と納得してもらえるような理由を伝えましょう。
「お気持ちのみを頂戴したく存じます」を使った例文
・『心苦しい限りですが、お気持ちのみを頂戴したく存じます』
「お気持ちのみを頂戴したく存じます」の返答や返信例
何らかの事情があり、こちらの提案や物などを受け取れないようなので、この場合は引き下がります。
無理に押しつけては相手に迷惑をかけます。
お中元やお歳暮の場合は、今後は贈らないようにします。
理由がわからないと納得できないこともあると思います。
その場合は理由を尋ねてみるとよいでしょう。
しかし、相手にも言いにくいことがあるので、言いにくそうなときには、無理に尋ねない方がよいでしょう。
まとめ
この言葉は贈り物などを断るときに使用をします。
好意で行ってくれていることなので、相手を傷つけないように断る配慮が必要です。
こういった言葉なら、相手を配慮しながら断ることができます。