「武運長久をお祈り申し上げます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「武運長久をお祈り申し上げます」とは?
はじめに「武運長久をお祈り申し上げます」の意味を解説していきます。
「武運長久」は「戦場での幸運が長く続き、無事であること」を意味する表現です。
本来は戦場に赴く人に向けた言葉ですが、ビジネスシーンで使えなくもないというものになります。
そのため、文章全体としてはシンプルにすれば「武運を祈る」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「武運長久をお祈り申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「武運長久をお祈り申し上げます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、長く営業戦線をともにしてきた先輩がいたとします。
その先輩が、以前から希望していたニューヨーク支店に海外赴任することになります。
ニューヨーク支店は周囲との競争も激しく、まるで戦場のようだと聞いたことがあります。
そのような場合に、あなたは先輩に向けた「武運長久をお祈り申し上げます」と伝えることができるでしょう。
新しい職場を戦場に見立てて、先輩の幸運を祈るのです。
ビジネスで使う場合には、若干のユーモラスな表現として、相手は受け取ってくれることでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、使う場面の適切さです。
「幸運を祈ります」だけでも伝わる内容のため、あえて言いかえ表現をしている理由がなければいけないのです。
それでなければ、場にそぐわない表現という事になってしまうでしょう。
「武運長久をお祈り申し上げます」を使った例文
ここでは「武運長久をお祈り申し上げます」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、離れた場所に向かう誰かに向けて、そこでの活躍を祈る気持ちを伝える場合に使うとよいでしょう。
・『武運長久をお祈り申し上げます』
・『海外赴任の件、武運長久をお祈り申し上げます』
・『新宿支店への配属、武運長久をお祈り申し上げます』
「武運長久をお祈り申し上げます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「武運長久をお祈り申し上げます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「武運長久をお祈り申し上げます」の類似表現
まず 「武運長久をお祈り申し上げます」の類似表現について解説します。
「武運長久」は「ご好運」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「武運長久をお祈り申し上げます」の敬語表現
つぎに「武運長久をお祈り申し上げます」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「武運長久をお祈りいたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「武運長久をお祈り申し上げます」という表現は、使う場面を選ぶ言葉と思ったほうが良いでしょう。
軍事的なニュアンスを伴う表現でもあるため、理由がない場合には積極的に使わないほうがよい表現であるとも言えます。