「不本意ながら」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「不本意ながら」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「不本意ながら」という言葉について説明していきます。

「不本意ながら」とは?

本意ではない、本当はそうしたくないことを実行せざるを得ないという意味で、「不本意ながら中止とします」など物事を中止する、撤退するなどのケースで多く使われます。

この言葉を使う側にとってネガティブな状況であることはあらゆるシチュエーションで共通しています。

「非常に不本意ながら」という強調も可能です。

口頭で使うことも文書で使うこともある言葉です。

「不本意ながら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「不本意ながら」は「不本意ではございますが」という敬語もあり、「不本意ながら」のほうが親しい場で使われるものと言えます。

懇親会や社員の飲み会の中止あたりは「不本意ながら」で問題ないでしょう。

心情を描写するような記事のスタイルにおいて「不本意ながら賛成した形だ」という使い方もできます。

自分の意志であるため、人付き合いの場で「不本意ながら参加します」などとは言わないほうがいいでしょう。


「不本意ながら」を使った例文

・『不本意ながら、次回の懇親会は中止と致します。』

不本意で中止するというこの言葉としては代表的な使い方と言えます。

「大変不本意ながら」と強調することも可能です。

・『不本意ながら、短めにバットを持って打席に立った』
野球の記事での使い方の例文で、強打者が長打を狙わない作戦に出るというシーンのため不本意ながらという言葉になります。

・『不本意ながら早起きして来てやったぞ』
若干ジョークがかかった言葉で朝早い会合であることは嫌だが来たという意図で使われ、かなり親しい関係で使うことになりますが「来てやったぞ」の語尾を敬語に変えても関係性を大きくは変えない感もあります。

「不本意ながら」の類語や敬語での言いかえ

「不本意ではございますが」と言う言葉が敬語表現、他者から見た類似表現としては「渋々ながら」「嫌々ながら」が挙げられますが、「渋々ながら」などは自分から発することはできない言葉です。

「不本意ながら」の類似表現

「残念ながら」も類似表現で、謝罪の意図を含んだ「申し訳ありませんが」も使うシーンが類似しているとは言えるでしょう。

「不本意ながら」の敬語表現

「不本意ではありますが」「不本意ではございますが」がより丁寧な表現です。

誠になどを付けても丁寧さも増すと言えます。

「不本意ながら」の返答や返信例

角の立たない程度に感想を伝えるのがベターで「残念です」などと言うのが一般的です。

まとめ

「不本意ながら」という言葉はできれば使わないほうが良い言葉ではありますが使わざるを得ないシーンも多々あります。

また、他者の意図を指す事もできます。