「ご覧の通り」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご覧の通り」とは?
「ご覧の通り」は、「見たまま」という言葉を敬語で言い換えたものです。
「ご覧」は「見ること」を意味しています。
これは「ご覧になる」という尊敬語がベースになっています。
これを「ご覧」とすると、「見ること」を示す言葉になるのです。
また、「ご覧の通り」とは、「見た内容そのままである」ことを表現しています。
「通り」とは、「内容そのまま」を意味しており、「ご覧の通り」が「満たないようそのまま」という意味になるのです。
ここでは、語尾を補って「ご覧の通りです」や「ご覧の通りでございます」のように使用するとよいでしょう。
「ご覧の通り」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご覧の通り」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会社の経営状況を報告していたとします。
その場に提示した資料の内容を見れば、議論するまでもなく経営が悪化していると分かるのでした。
このような場合には、「ご覧の通りの結果になっております」と述べるとよいでしょう。
これにより、見たままの結果であるという事を、上手に言い換えて相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「ご覧の通り」の使い方に注意しましょう。
これは、敬語表現を組み入れる事ができる言葉です。
たとえば、「ご覧いただいた通り」や「ご覧くださった通り」のようにアレンジする事もできるのです。
使用する場面に応じて、適切な表現を採用するとよいでしょう。
「ご覧の通り」を使った例文
「ご覧の通り」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を補ってあげると、自然な文章を作成する事ができます。
・『今期の結果は、ご覧の通りでございます』
・『経営は、ご覧の通りの状況でございます』
・『結論は、ご覧の通りの結果になっております』
「ご覧の通り」の類語と敬語での言いかえ
「ご覧の通り」の類語と敬語を解説していきます。
「ご覧の通り」の類似表現
「ご覧の通り」の類似表現には、「ご覧のまま」があります。
「通り」と「まま」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「ご覧の通り」の敬語表現
「ご覧の通り」を、な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご覧いただいた通り」に言いかえできます。
この場合は、「いただく」という謙譲語を使用した、敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「ご覧の通り」は、「見たまま」という言葉を敬語で言い換えたものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。