この記事では「ご提出が遅くなり申し訳ございません」について解説をします。
「ご提出が遅くなり申し訳ございません」とは?意味
書類や資料などを出すべき期日をすぎてしまったことに対しての謝罪の言葉です。
「ご提出」は、書類や資料などをある場所に出すという意味の「提出」に、相手を敬う意の「ご」をつけたものです。
「ご」は他人の行為や持ち物を表す語について、その人に対して尊敬の意を表したり、他人に及ぶ行為を表す語について、その行為が及ぶ人に対して敬意を表したりします。
「遅くなり」は、定められたときよりも時間が経っている意です。
「申し訳ございません」は、謝罪のときに用いる語で、「ません」は丁寧な打消しの意になります。
「ご提出が遅くなり申し訳ございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、書類や資料などを出すべき日時をすぎてしまったときに使用をします。
「ご提出」と「提出」に「ご」をつけることで相手を敬っているように感じますが、この表現は誤りです。
「ご」は他人の行為や他人に及ぶ行為を表す語につくもので、他人に及ぶことのない自分自身の行為につけて使うものではありません。
この場合、提出をするのは話し手です。
そのため、「ご」をつけずに「提出」と表現をします。
「ございません」は、あるの意の丁寧な表現である「ございます」と、丁寧な打消しの意の「ません」をつなげたものです。
相手に対して敬意を表しており、目上の人や取引先の人に対して謝罪をするときに述べて失礼にはなりません。
謝罪をするときには、なぜ遅れたのか言い訳をしないことが望ましいです。
言い訳をしてしまうと、謝罪の気持ちが十分に伝わりません。
「ご提出が遅くなり申し訳ございません」を使った例文
・『○○の資料のご提出が遅くなり申し訳ございません』
・『ご提出が遅くなり申し訳ございません。ご迷惑をおかけしました』
「ご提出が遅くなり申し訳ございません」の返答や返信例
あるものの提出が遅れたことで迷惑を受けており、叱りたくなるかもしれませんが、叱ることは望ましくありません。
叱った場合の相手がとる行動として考えられるのものには、萎縮する、反撃する、言い訳をするなどがあります。
どれも前向きな態度とはいえません。
よりよい仕事をしてもらうためには、今後どうしたらよいのか指示を出したり、考えさせたりするとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、定められていたときを過ぎて何かを提出したときに使用をします。
提出が遅れたために相手に迷惑をかけているので、誠意をもって謝罪をしましょう。
そして、今後は遅れないように気をつけることが大切です。