「ご注意くださいませ」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご注意くださいませ」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご注意くださいませ」について解説をします。

「ご注意くださいませ」とは?意味

ある事柄に気を配ってくださいという意味です。

「ご注意」は、気を配ることという意味の「注意」に、「ご」をつけて敬意を表すいい方にしたものです。

「ご」は他人の行為を表す語や、他人に及ぶ行為を表す語について、その人に対する敬意を表します。

この場合は、注意をして欲しい人、つまり聞き手に敬意を表しています。

「ください」「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意です。

この場合は、注意をするようにと求めています。

「ませ」は丁寧な気持ちを込めて、相手に何かをするように求める意を表します。

「ご注意くださいませ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手に対して注意を促すときに使用をします。

「ご~ください」と表現をして、相手に注意をするようにと求めています。

「ご注意ください」と表現することもできるのですが、「ませ」をつけた方が丁寧です。

「ませ」は、丁寧な気持ちを込めて、ある動作をするように求めるときに使用するものだからです。

「ください」とすると上から目線のように感じられてしまいます。

「ませ」「ます」の命令形なのですが、「ます」とつけた方が印象が柔らかくなります。

お願いの仕方には、「くださいませんか」というのもありますが、注意はしなければならないものなので、この場合は「くださいませんか」とするのは不適切です。

注意してくださいといわれても、聞き手は何にどのように注意をすればよいのかわからないので、具体的な事柄を示しましょう。

たとえば、上から水滴が落ちてくる可能性があるので近くを通らないでください、段差があるので足元をよくみてくださいなどです。


「ご注意くださいませ」を使った例文

・『大雨が降る可能性があるので、ご注意くださいませ』
・『段差があるのでご注意くださいませ』
・『品切れになる可能性があるので、ご注意くださいませ』

「ご注意くださいませ」の返答や返信例

ある事柄について注意を促されているので、その事柄について気を配りましょう。

返答しない場合もありますが、返答をするなら注意を促してくれたことに対して感謝を伝えたり、わかったことを伝えたりします。

注意を促されているのに注意をせず、それによって損害などを受けた場合、こちらの責任になってしまうことがあるので気をつける必要があります。

まとめ

この言葉は、聞き手にある事柄について気を配って欲しいときに使用をします。

「ませ」を用いることで丁寧に表現をしています。

善意で注意をしていても、命令のように受け取られてしまうと、聞き手の気分を害してしまいます。

注意を促すときには、気分を害さないように配慮をしましょう。