「こちらの希望としては」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「こちらの希望としては」とは?
これは、自分の希望を相手に伝える場面で使用できる言葉です。
「こちら」は、場所を示す指示代名詞です。
これは、自分や自分達に近い場所を示す意味で使用されます。
ここでは、自分や自分の組織を示して、「こちら」と表現しているのです。
さらに、「希望」は「実現を望むこと」のような意味を持ちます。
ここでは「希望としては」と表現することで、この後に希望する内容を述べるような様子を表現しているのです。
これらのことから、この言葉が自分の希望を相手に伝える場面で使用できるものであると分かるのです。
「こちらの希望としては」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある仕事を発注したとします。
そして相手には、事前に希望する納品時期を伝えておくことにしたのです。
このような状況で、「こちらの希望としては、今月末までに納品いただきたく思います」と言うとよいでしょう。
これによって、自分達の希望のことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「こちらの希望としては」の表現方法に注意するべきです。
これは「こちらの希望としましては」で丁寧語になります。
また、「こちらの希望といたしましては」で謙譲語にできるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「こちらの希望としては」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『こちらの希望としては、月末までに納品いただきたく思います』
・『こちらの希望としては、できるだけ安く仕上げたいです』
・『こちらの希望としては、安心できる相手にお願いしたいです』
「こちらの希望としては」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「こちらの希望としては」の類似表現
これの類似表現として、「当方の希望としては」が挙げられます。
「こちらの」と「当方の」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「こちらの希望としては」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「こちらの希望といたしましては」に言い換える事が可能です。
なお、これは謙譲語を用いた表現になっています。
まとめ
このように、自分の希望を相手に伝える場面で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。