「夜分遅くに失礼します」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「夜分遅くに失礼します」とは?
はじめに「夜分遅くに失礼します」の意味を解説していきます。
「夜分」は「やぶん」と読み、「よる」の意味を持つ言葉です。
「夜分」と「夜」は同じ意味ですが、「夜分」は「夜遅い時分に」との含みがあるのです。
そのため、時間帯を示す場合に「夜分」を使うことが多いと言えます。
ビジネスにおいても、遅い時間に連絡する際には「夜分遅くに」との表現を使います。
しかし、厳密に何時から何時までを「夜分遅く」とするかは、具体的に定義されているわけではないのです。
そのため、各自の感覚で使用するということになります。
「夜分遅くに失礼します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「夜分遅くに失礼します」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが資料作成していたとします。
この資料は本日中に提出する必要がありました。
しかし、部長に承認をもらわなければいけませんでした。
そのため、時間は20時でしたが、部長に会議で説明することにしました。
このような場合には、「夜分遅くに失礼します、本日が期日のため、何卒ご容赦ください」と、部長に述べるとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、「夜分」が示す時間の範囲に定義がないことです。
19時は夜分なのか、23時は深夜と呼ぶべきではないかなど、色々と疑問は生じます。
しかし、そこに答えはなく、昼間や朝でなければよいだけなのです。
「夜分遅くに失礼します」を使った例文
ここでは「夜分遅くに失礼します」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、語尾に関しては様々な活用が可能です。
相手や状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。
・『夜分遅くに失礼します』
・『夜分遅くに失礼いたします』
・『夜分遅くに失礼申し上げます』
「夜分遅くに失礼します」の類語や敬語での言いかえ
それでは「夜分遅くに失礼します」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「夜分遅くに失礼します」の類似表現
まず「夜分遅くに失礼します」の類似表現について解説します。
「夜分遅くに」は「遅い時間に」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「夜分遅くに失礼します」の敬語表現
つぎに「夜分遅くに失礼します」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「夜分遅くに失礼いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「夜分遅くに失礼します」は、遅い時間に何かをお願いする場合の定番フレーズです。
夜遅くの連絡の際は、一言添えるのを忘れないようにしましょう。
