「ご検討いただいているところ」を解説します。
気になるビジネス語を、正しく用いていきましょう。
「ご検討いただいているところ」とは?
ご検討いただいているところとは「購入や参加を決めかねている中」という訳があります。
「ご検討」は営業マンがよく用いる表現で、お客さんがサービスや商品の購入をためらっている場合に使います。
じっくり考えていて、悩んでいる様子が「ご決断」です。
「ご検討いただいているところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご検討いただいているところ」は語尾に「ご検討いただいているところ、失礼いたします」や「ご検討いただいているところ、恐れ入ります」のように言葉を補って使います。
再度にわたって、営業トークを持ち掛けるときのお詫び文として使えます。
ただ一般的には「ご検討いただいているとのこと」の方が、使用頻度は高いです。
「ご検討いただいているとのこと、ありがとうございます」のように、肯定的な言葉と組み合わせて使えるからです。
こちらの言い回しも、併用して覚えておいてください。
「ご検討いただいているところ」を使った例文
・『ご検討いただいているところ、矢継ぎ早に申し訳ございません』
・『ご検討いただいているとのこと、ありがとうございます』
・『ご検討いただいているとの事、お礼申し上げます』
「ご検討いただいているところ」の類語や敬語での言いかえ
「ご検討いただいているところ」の言いかえとして「ご検討状況はいかがでしょうか」もあります。
過去に提案した商品について、もう一度プッシュするときの言い回しです。
営業マンの後追い営業に使えます。
「ご検討いただいているところ」の類似表現
同じような表現として「ご進展の程はいかがでしょうか」もあります。
「ご検討」を「ご進展」に置きかえたことで相手の良い反応を期待する、ポジティブな言い方にまとまります。
「ご検討いただいているところ」の敬語表現
敬う気持ちをあらわす表現として「ご思案いただきありがとうございます」や「ご一考いただきありがとうございます」も挙げられます。
「ご思案」も「ご一考」も考えることを伝える尊敬語です。
「ご検討いただいているところ」の返答や返信例
相手からこのようなメールをもらったら、できるだけ早くこちらの意思を伝えておきましょう。
もし社内で調整が必要な場合は「ご連絡ありがとうございます。
週明けに、改めてお返事いたします」など前もって断っておくと丁寧です。
また断りたい場合は「大変残念ですが、今回は見送らせていただく運びになりました」と送ります。
失礼のない言い回しを使用していきましょう。
まとめ
「ご検討いただいているところ」の使い方をチェックしました。
再度にわたって営業文句を投げかけるときの表現です。
ただ使い方が難しい言葉でもあるので、他の言い回しも改めて抑えておきたいです。
うまく仕事に取り入れてみてください。