「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」とは?
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」は、相手の苦労を推し量る場合に使用できる言葉です。
「いかほどかと」は、「どの程度かと」や「どれくらいかと」のような意味を持ちます。
「ご苦労はいかほどかと推察します」とすれば、相手の苦労の程度を推し量る言葉になるのです。
さらにここでは「推察」ではなく「拝察」を使用しています。
これは「拝む」という言葉を含む謙譲語になっています。
意味は「推察」と同じですが、相手に敬意を示す言葉になっているのです。
なお、ここでは「拝察します」を「拝察いたします」にしています。
こちらも「する」を意味する謙譲語の「いたす」を使用しているのです。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あるプロジェクトが大幅に遅延していたとします。
その遅延をリカバリするために、多くのメンバーが残業しているのでした。
このような場合には、「プロジェクトメンバー皆様のご苦労はいかほどかと拝察いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、メンバーの苦労を推し量る様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「いかほどかと」の使い方に注意しましょう。
これは「どれほどかと」や「どれだけかと」のように言い換える事も可能です。
同じような意味の言葉ですが、少し印象の違う表現になります。
使用する状況に合わせて、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」を使った例文
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を少し加えてアレンジする事も可能です。
・『ご苦労はいかほどかと拝察いたします』
・『皆様のご苦労はいかほどかと拝察いたします』
・『これまでのご苦労はいかほどかと拝察いたします』
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の類語と敬語での言いかえ
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の類似表現
この言葉の類似表現には、「ご苦労はいかほどかと推察いたします」があります。
「拝察」と「推察」は、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」の敬語表現
この言葉を、別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご苦労はいかほどかと拝察します」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご苦労はいかほどかと拝察いたします」は、相手の苦労を推し量る場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
