「ご協力いただければ幸甚です」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご協力いただければ幸甚です」とは? ビジネス用語【一語】

「ご協力いただければ幸甚です」という言い回しについての解説です。

「ご協力いただければ幸甚です」とは?意味

「ご協力いただければ幸甚です」は、ビジネスにおいては、「ご協力いただければ幸いです」という表現を過剰に幸せであるという言い回しに変化させたものです。

なので意味については、協力いただければすごく幸せですという意味になります。

ただ、この文章は、たられば文章という文章になるため、言い方が悪いんですが、命令と変わりなくなります。

よって、「ご協力くださいますと幸甚です」が良い表現でしょう。

「ご協力いただければ幸甚です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご協力いただければ幸甚です」は、ビジネスにおいては、協力してもらえると非常に嬉しいですという意味でビジネスでは使用します。

ですが、この言葉は、実質命令で、協力してくれたら大変うれしいという言い回しになるので、協力を願う人物がする言い回しではないです。

つまり、なぜかお願いする側がマウントを取ろうとしていますので、マウントを取ろうとせずに、「ご協力くださいますと幸甚です」と述べるのが良いでしょう。


「ご協力いただければ幸甚です」を使った例文

・『わが社のプロジェクトにご協力いただければ幸甚です』
・『わが社の新規事業にご協力いただければ幸甚です』

「ご協力いただければ幸甚です」の返答や返信例

「ご協力いただければ幸甚です」は、相手側が協力をしてくれたら大変うれしいと述べているのですから、意図があります。

その意図を理解して自分たちも利得となる部分があるのであれば、「わかりました」と回答をして協力をするといえばよいでしょう。

逆に、まったく自分たちの利得にならないと分かったのであれば、「お断りします」と回答して相手の要求をはねつけ協力をしないと宣言するのが良いです。

ビジネスでは、お互いに利益がないと成立しませんから、相手側に有利すぎるビジネスだという場合、協力する利点がないです。

なので、この言葉に対する回答は、利点があれば、「わかりました」無いなら「お断りします」とします。

まとめ

「ご協力いただければ幸甚です」は、ビジネスにおいては商談を持ち掛けたのが自分たちだから、マウントを取りつつ、相手に対して命令に近い形で要求をのませようという意図を持ちます。

この意図については申し出を受ける側は利益になるという部分が多く存在すれば、命令でも得を取れますから仕事として引き受けるでしょう。

ですが、利益にならない場合、断るという選択で要求を回避可能です。

この言い回しの問題は、たらればという言葉にあり、聞き入れたら聞き入れればという解釈になる点が問題で、聞き入れると聞き入れないとどうなるかということを明確に述べているので実質命令です。