「十分配慮いたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「十分配慮いたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「十分配慮いたします」について解説をします。

「十分配慮いたします」とは?意味

不足することなく気を配ります、といった意味です。

「十分」には、不足することがないさま、満ち足りているさま、思い残すことがないさまという意味があります。

「十分に足りている」「十分に気を配る」のような使い方をする言葉です。

「配慮」は気を配ること、心配りという意味です。

環境のことを気にしてゴミの削減に努めることは「環境に配慮する」といいます。

「いたし」「する」の謙譲語の「いたす」です。

自分の側を低めて表現したり、改まった気持ちを表したりすることで、相手に敬意を表します。

「ます」は敬意を表す語です。

「十分配慮いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、気を配る気持ちであることを示すときに用います。

たとえば、屋外イベントを開催することになったとします。

このイベントが開催される場所の近くには、住宅街が広がっています。

イベント会場で騒いだり、ゴミがでたりすると、近隣の住民に迷惑がかかります。

迷惑をかけるようなことをすると、今後この場所でイベントを開催できなくなることでしょう。

また、住民からの抗議によって、イベントを楽しめなくなる可能性もあります。

こういったことがないように、会場では騒がないようにする、ゴミはきちんと管理をするといった配慮が必要です。

これらに十分に気をつけるつもりでいます。

そのことを「十分配慮いたします」で表現します。

十分な配慮とはどのような行動なのかわかりにくいので、具体的な行動をあげて説明をした方がよいでしょう。

たとえば、ゴミ箱を設置する、清掃員を配置するなどです。

具体的な事柄を示さないと「本当にできるのか」と思われてしまいかねませんが、具体的な行動を示せば、それを実行に移せると信頼感が増します。


「十分配慮いたします」を使った例文

・『○○のことがないように十分配慮いたします』

「十分配慮いたします」の返答や返信例

何に配慮をするのかによって、返事の内容が変わります。

同じ失敗をしないように気をつけるという意味の場合は、気をつけるようにと指摘をしたり、同じことを繰り返さないように具体的な指示をしたりします。

迷惑がかからないように配慮をするという意味の場合も、十分に配慮をするようにと指摘をします。

具体的にどのようなことをするつもりなのか、相手に尋ねてみることもあります。

まとめ

この言葉は、不十分なところがないように配慮する気持ちであるときに用います。

他に迷惑をかけないように、失敗をしないようにするためになどで、配慮するときに使うことが多い言葉です。