この記事では、「私事で恐縮ですが」の意味を分かりやすく説明していきます。
「私事で恐縮ですが」とは?意味
「私事で恐縮ですが」は、「わたしくごとできょうしゅくですが」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ビジネスで、上司に退職や結婚など、プライベートなことで変化があったことを伝える丁寧な表現」という意味で、自分のプライベートに関する報告をする時の前置きとして使われます。
2つ目は「休暇や異動願など、上司に対してお願いごとをする丁寧な表現」という意味で、休暇を取らせて欲しい、あの部署に移らせて欲しいなど、お願いごとをする時の前置きとして使われます。
3つ目は「ビジネスで、休暇や退職することをメールで伝える時の丁寧な表現」という意味で、社内の人やお世話になった人などに、自分のプライベートで変化があったことを伝える文章の前置きとして使われます。
上記に共通するのは「個人的なことで申し訳ないと伝える」という意味です。
「私事で恐縮ですが」の概要
「私事で恐縮ですが」は「私事+で+恐縮+です+が」で成り立っています。
「私事」は「しじ・わたくしごと」と2つの読み方がありますが、自分のこととして使う場合は「わたくしごと」と言うことが多くなります。
意味は「自分の個人的なこと」「私生活に関わること」という意味、「で」は助詞、「恐縮」は「おそれて身がすくむこと・申し訳なく思うこと」知う意味、「です」は丁寧語、「が」は相手の反応を見る接続助詞です。
「恐縮」は相手に対して敬意を払う意味がありますので、目上の人に対して使える言葉です。
「私事で恐縮ですが」の言葉の使い方や使われ方
「私事で恐縮ですが」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『私事で恐縮ですが、来月末で退職させて頂くことになりました』
既に上司が退職を認めていて、他の人達に伝える時に使われます。
「一身上の都合により」は取引先への挨拶文に使います。
『私事で恐縮ですが、来週の金曜日に休暇をいただきたくお願い致します』
上司に休暇を願い出る時に使われます。
最近では細かい理由を言わなくても休暇を取り易くなっています。
「私事で恐縮ですが」の類語や言いかえ
「私事で恐縮ですが」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お恥ずかしい話ですが、この度お付き合いしている方と入籍することになりました」
上司や取引先に対して結婚を報告する時の表現です。
自分のことをへりくだって「お恥ずかしい」と言っています。
まとめ
今回は「私事で恐縮ですが」について紹介しました。
「私事で恐縮ですが」は「個人的なことで申し訳ありませんが、という意味の前置き」と覚えておきましょう。