この記事では、「至らない点が多々あるかと思いますが」の意味を分かりやすく説明していきます。
「至らない点が多々あるかと思いますが」とは?意味
「至らない点が多々あるかと思いますが」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ビジネスで、新入社員が配属先や他部署に対する挨拶として使うへりくだった表現」という意味で、謙遜してまだまだ未熟であることを伝える表現です。
2つ目は「異動や転勤などにより新しい職場に配属されてきた人が挨拶として使うへりくだった表現」という意味で、謙遜してまだ新しい職場や環境に慣れてないことを伝える表現です。
3つ目は「上司が部下を取引先に紹介する時のへりくだった表現」という意味で、上司が新しく担当になった部下を取引先に紹介する時に、謙遜して「まだ未熟ですので」と伝える表現です。
上記に共通するのは「未熟であることを相手に伝える」という意味です。
「至らない点が多々あるかと思いますが」の概要
「至らない点が多々あるかと思いますが」の「至らない点」とは、「上司や先輩からの期待通りに仕事をこなせないこと」「周囲の人への気配りが足りない点」「能力不足である点」などのことです。
「多々」は「数がきわめて多いさま」という意味で、足りない点や欠けている点が極めて多いと言っています。
「思いますが」で、逆説として、自分がこれから一生懸命努力することや、相手にどうぞよろしくお願いしますとという丁寧にお願いする言葉が続きます。
「至らない点が多々あるかと思いますが」の言葉の使い方や使われ方
「至らない点が多々あるかと思いますが」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『至らない点も多々あるかと存じますが、ご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます』
「ご指導」は「教え導くこと」の敬語表現、「ご鞭撻」は「努力するように励ますこと」の敬語表現で、相手から教えを受ける謙虚な心構えがあることを伝えています。
『至らない点も多々あるかと存じますが、精一杯頑張る所存ですのでよろしくお願い申し上げます』
「所存」は「心に思うところ」という意味で、足りない部分を自分で一生懸命努力する心構えがあることを伝えています。
「至らない点が多々あるかと思いますが」の類語や言いかえ
「至らない点が多々あるかと思いますが」の類語や言いかえは以下の通りです。
「まだまだ未熟者ではございますが、何卒宜しくお願い申し上げます」
「未熟」は「経験・修練がまだ十分でないこと」という意味、自分の能力はまだ十分ではないというと謙遜して相手に伝えています。
まとめ
今回は「至らない点が多々あるかと思いますが」について紹介しました。
「至らない点が多々あるかと思いますが」は「足りない部分や欠けた部分が多いと謙遜して伝える表現」と覚えておきましょう。