この記事では「ひとつ確認させていただきたいのですが」について解説をします。
「ひとつ確認させていただきたいのですが」とは?意味
ひとつはっきりさせたいことがあるといった意味です。
自分を低くして、相手を高めています。
「ひとつ」は1個のことです。
「確認」には、はっきりと認めるという意味があります。
たとえば、「サインを確認する」といった場合だと、サインがそこにあることを認めるといった意味になります。
このときには、用紙などの所定の位置に目を向けて、そこにサインがあるかをはっきりさせます。
「させていただきたい」は希望を表しています。
「させていただき」は「させていただく」のことで、話し手が動作をすることを、相手から許可してもらう意味があります。
「させてもらう」の謙譲語です。
「たい」は話し手の希望を表すものです。
たとえば「出かけたい」といった場合は、出かけるという行為を話し手が行う希望を表します。
「のですが」は後に続く言葉をつなげるものです。
「ひとつ確認させていただきたいのですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
何かを確認するときに使用をします。
「させていただく」が謙譲語なので、目上の人に対して使用をするのが一般的です。
また、店で店員に対して客が使うこともあります。
客からして店員は上の立場ではありませんが、この言葉を使用すると丁寧です。
この言葉を使うときは、確認をすることは一つだけにします。
「ひとつ」といっているのに、2つも3つも確認してもらうことはしません。
相手は確認するものは一つだろうと思って話を聞いています。
だいたいこのくらい時間がかかるだろうと予想して、確認するための時間があるかを判断して、話を聞く・聞かないを決めているはずです。
それなのに、2つも3つも確認するものを出しては、相手の都合に影響を与えます。
確認をしてもらったらお礼を述べます。
お礼の言葉も丁寧にします。
「ひとつ確認させていただきたいのですが」を使った例文
・『ひとつ確認させていただきたいのですが、この部分はこれでよろしいですか』
「ひとつ確認させていただきたいのですが」の返答や返信例
確認してもらいたいものを相手が提示するはずなので、それを確かめるようにします。
こちら側に間違いがあると判断された場合には、そのことを謝り、訂正をします。
問題がなければその旨を伝えます。
自分側に間違いがあり、それを指摘されると、恥ずかしさから相手を叱りたくなるかもしれませんが、自分が悪かったらそれを素直に認めるのが大人の態度です。
間違いが見つかったからといって怒鳴ってしまっては、相手を委縮させてしまいます。
それによって、今後相談してくれなくなる可能性が出てきます。
そのため、怒りをすぐに出さないようにすることが望ましいでしょう。
まとめ
いきなり何かを伝えるよりも、この言葉を使用した方が相手の心の準備ができます。
自分を低くした言葉になります。