「信を問う」という言い回しについての解説です。
「信を問う」とは?意味
「信を問う」は、ビジネスでは、「信を問う」と聞き出している人物について信用できるかどうかを聞き出すという意味です。
つまり、この言葉を使用して、自分のことを信用しているかどうかを周りに聞くというのがこの言葉の持つ意味になります。
そして、「信を問う」からには、「信を問う」ということを述べた人物に対して評価を周りがする必要があり、周りは、その人物に対して信用できるか否かを評価したうえで人物に対して答えを出すのがこの言葉の持つ意味です。
なので、「信を問う」は、相手に答えを出すよう求める+答えを相手から聞き出すとセットで考えます。
「信を問う」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「信を問う」は、ビジネスでは、自分のことを信用しているかどうかを問うという意味で使用します。
よって、この言葉は、返事が返ってくることを想定して使用する言葉です。
なので、この言葉を使用する注意点としては、返ってくる返事が絶対に対象者にとって良い返事であるとは限らないということです。
つまり、相手から、信用できないと言われることもあり得、なぜ、信用できないのかまで詳しく説明を受けることもあり得るので、時と場合によっては、大勢の人の前で、相手側がなぜあなたが信用できないかということをわかりやすく説明することもあり得るので注意が必要な言葉がこの「信を問う」です。
つまり、相手から返ってくる言葉が信用できるという言葉だと思っているとそうではなかった場合、自分に対するダメージが大きすぎるということです。
「信を問う」を使った例文
・『皆に信を問う』
・『信を問うたが望む答えと真逆であった』
「信を問う」の返答や返信例
「信を問う」に対しての返事は自分のことを信用しているかという問いに対して答えるのですから、ビジネスの席では、信用できると判断すれば、「信用できます」と言えば、相手の「信を問う」という言葉に返事をしたとみなします。
なお、「信用できない」と言ってのけ、かつなぜ信用できないかをあえて大勢の前で懇切丁寧に説明することも「信を問う」という言葉に対する返事になります。
例をあげますと、社長自ら、自分の行動に対して「信を問う」と言い出したと仮定した場合、社長の行動に賛同できず、なぜ賛同できないかを懇切丁寧に回答すればそれは、社長が自分のことを信用しているかと言っている問いに対する答えになるのです。
まとめ
「信を問う」は、ビジネスの世界においても政治家が言う自分を信用できるかどうかを聞き出すという意味で使用します。
よって、信用できないと言われるとビジネスマンとしては信用に置けない人物であると公言されてしまうようなものなので、実はこの言葉、ビジネスの席では使用しないほうが良い場合もあります。
特に、なぜ、信用できないかを明確に述べる人物がいた場合、信用できない理由を大勢の前でかつ、明確に信用できない理由を公言されるのですから、自分の信用度はおそらくですが地に落ちるのでこの言葉は、よほど自分に自信がある人でない限り、政治家でも安易に使用することは望ましくない言葉になります。
