この記事では「そこをなんとか」という言葉について説明していきます。
「そこをなんとか」とは?
相手が自分側の提案に対して難色を示しているときに、提案に乗ってくれるように頼む言葉です。
この言葉だけでは弱い部分があり「そこをなんとかお願いいたします」とする例や、譲歩して提案に乗ることに対してメリットがさらにあるということを提示する、過去に利益があった実例などを示していく必要があります。
「そこをなんとか」という言葉は譲歩の言葉などの前につけるくらいの言葉ととらえたほうがよく、「そこをなんとか」と言った程度で相手がこちらの提案を飲んでくれることはないと言えるでしょう。
基本的には口頭で使われる言葉と言えます。
「そこをなんとか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
相手への譲歩を見せる、相手が提案を受けることでどれだけの利益があるかを示すという方が大事な局面で使う言葉であり、連続的に使ってもメリットはなくともすれば反感すら呼びかねません。
極端に進めば泣き落としなども提案を飲んでもらうための手段と言え、「そこをなんとか」という言葉を使う状況での選択肢はいくつかあります。
基本的には命令できる立場ではない人が頼み事をする際に使う言葉です。
「そこをなんとか」を使った例文
・『そこをなんとかよろしくお願いします、今回の仕事がうまくいけばさらなる知名度アップも可能です。』
提案によるメリットを提示して提案に難色を示している人に提案に乗ってもらおうという例文です。
・『そこをなんとか、賃金の15%アップが出来るか上の方に掛け合ってみますので乗って頂けないでしょうか?』
譲歩で提案に乗ってもらおうという例文です。
基本的に相手が断りの言葉を言ってから使うということになります。
断る前に使うということはありえません。
・『そこをなんとか、この仕事でわたしのクビもかかっているんです』
情に訴えかけるという使い方で、家族などを引き合いに出す言葉のスタートと言えます。
この使い方は相手と仲が良くないと使えず、仲が悪いと好都合と取られてしまうというデメリットがあります。
「そこをなんとか」の類語や敬語での言いかえ
「どうか提案に乗って頂けないでしょうか」「受諾して頂けないでしょうか」など了承や提案に乗るという言葉が類語と言えます。
「そこをなんとか」の類似表現
「お願いします」という意図が入った言葉は類語ですが「そこをなんとかお願いします」とつなげて使うこともできます。
「そこをなんとか」の敬語表現
「そこをなんとかお願いいたします」が敬語表現と言えます。
「そこをなんとか」の返答や返信例
同意するなら「わかりました」同意できないなら「そうは言われて無理なものは無理です」などと返すのが一般的です。
まとめ
「そこをなんとか」という言葉は頼みごとがうまく行かないときに使われ、ここから交渉の技術を燃せる場になっていく段階に入りますが、言葉としてそれほどの強さがないとも言えます。