この記事では「また機会がございましたら」について解説をします。
「また機会がございましたら」とは?意味
今回だけでなく他の機会もあったなら、という意味です。
「また」は同じことが繰り返されるさまをいいます。
ふたたびという意味です。
「機会」はチャンス、それをするのにちょうどよい時期のことです。
「きかい」の「かい」は「会」の字を使います。
「ございましたら」は「ございます」と「たら」をつなげています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語で、「あります」よりも丁寧なものです。
存在するという意味になります。
「たら」は、実現していない事柄を仮に実現したと考えて言う意です。
「今度会ったら渡す」のような使い方をします。
この例だと、今度会うことはまだ実現していませんが、それが実現したと考えて「渡す」ということを言っています。
「また機会がございましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、次にも同じような物事や状態があることを想定して用います。
「また」なので、一度はその物事や状態が起こっています。
たとえば、AさんとBさんが一緒に食事をしたとします。
Aさんは、次にも機会があるならBさんと一緒に食事をしたいと思っています。
まだこの時点では、そのチャンスがあるかわかりません。
そういったときに「また機会がございましたら、一緒に食事をしましょう」という言葉を用います。
「ございます」と「あります」を比べると、前者の方が丁寧です。
そのため、「ございます」を使うとかたい印象になります。
親しい仲なら「ありましたら」としてもよいでしょう。
「たら」の後には言葉を続けます。
「たら」で言葉を切ってしまうと、目上の人には失礼で、また何を伝えたいのかわかりません。
「また機会がございましたら」を使った例文
・『また機会がございましたら、お声がけいただけると幸いです』
「また機会がございましたら」の返答や返信例
「たら」の後に続く言葉によって、返事の内容が変わります。
一緒に何かをしましょうという言葉が続いたなら、「一緒にやりましょう」と返事をすれば、好意を示すことができます。
また来てくださいという言葉が続いたなら、「また来ます」「そうします」などの返事をするとよいでしょう。
「たら」は実現していない事柄を仮に実現したと考えて言う意なので、実際に一緒に何かをできるかに関係なく、このような返事ができます。
まとめ
この言葉は、同じような物事や状態などがあったならば、という意味で用います。
ふたたび一緒に何かをしたいときなどに用いることが多いです。
初めてのときには「また」は使わないので注意をしてください。