「そんな中」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「そんな中」とは?
「そんな中」は、「そのような中」や「そういう状況の中」などの意味で使用できる言葉です。
「そんな」は、「そのような」との意味で使用します。
「そのような」を短縮して「そんな」としているともいえます。
また、これは自分側からみて、時間的・空間的に遠い対象を示す言葉です。
これが近い対象を示す場合には、「こんな」や「このような」と表現するのです。
なお、ここでは「中」を付与して、「そんな中」としています。
ここでの「中」は、「状況で」のような意味を持っています。
つまり、何かしらの状況の事を「そんな中」という言葉で言い表しているのです。
「そんな中」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「そんな中」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたのチームに欠員が発生したとします。
しかし、メンバーが協力し合って、なんとか予定通りに仕事を進めているのでした。
このような場合には、「そんな中でも、問題なく進めています」と述べるとよいでしょう。
これにより、欠員が発生したという状況の事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「そんな」の使い方に注意しましょう。
これは対象を示す場合に、抽象的に表現する言葉です。
つまり、便利に使える反面、曖昧な表現になりいやすい言葉なのです。
相手に誤解を生じさせないように、注意して使用するとよいでしょう。
「そんな中」を使った例文
「そんな中」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉の組み合わせ方によって、様々なバリエーションを生み出す事が可能です。
・『そんな中、偶然転機が訪れました』
・『そんな中でも、問題なく仕事を進めています』
・『そんな中でしたが、徐々に上手く進み始めました』
「そんな中」の類語と敬語での言いかえ
それでは「そんな中」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「そんな中」の類似表現
「そんな中」の類似表現には、「こんな中」があります。
「そんな」と「こんな」は、距離感の違いによる表現の差異であり、同じような場面で使用できる類似表現なのです。
「そんな中」の敬語表現
「そんな中」を単独で敬語にする事はありません。
敬語にする場合は、組み合わせる言葉で実現する必要があります。
たとえば、「そんな中ではございますが」とすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「そんな中」は、「そのような中」や「そういう状況の中」との意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。