この記事では「遅れてお越しになるそうです」について解説をします。
「遅れてお越しになるそうです」とは?意味
決まった時間よりも後になってくるようだ、という意味です。
「遅れ」は「遅れる」のことで、決まった時刻や期日よりもあとになるという意味です。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語を指します。
その動作をする人を敬った言い方で、行ったり、来たりするのは相手です。
「なる」は、実現する、その状態に変わるという意味を持っています。
「そう」は伝聞の意を表します。
「○○のように人から聞いています」という意味です。
つまり、この場合は「遅れてくる」ということを、話し手は誰かから聞いていることになります。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。
「遅れてお越しになるそうです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、誰かが遅れてやってくるときに用います。
会議のことで説明をします。
10時から会議があります。
会議場には、1人を除いてすべての人がそろっています。
あと1人は、会議開始の10時には間に合わないと連絡がありました。
連絡を受けたものが、そのことを他の人たちに伝えます。
その際に「遅れてお越しになるそうです」という言葉を用います。
「遅れてくる」ということを他人から聞いているので、伝聞の意である「そう」を使って表現しています。
しかし、人から聞いたことだからといって「そう」を使う必要はありません。
「遅れてお越しになります」としても意味は通じ、また失礼ではないです。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の尊敬語で、どちらの意味で使っているのかは、文脈や状況から判断します。
「遅れてお越しになるそうです」を使った例文
・『○○さまは遅れてお越しになるそうです』
「遅れてお越しになるそうです」の返答や返信例
この言葉を聞かされた側が何かをしたからといって、他の人が速くやってくるのではありません。
この場合は「わかりました」「そうですか」と返事をしておくとよいでしょう。
待っているしかありません。
全員がそろわなくても進められる物事なら、その物事を進めていてもよいでしょう。
後からやってきた人には、これまでの状況を伝えておきます。
遅れてくることに腹が立つかもしれません。
しかし、怒ったところで何も変わりません。
これからどうすればいいかを考えた方が建設的です。
まとめ
この言葉は、誰かが決まった時刻よりもあとになって来ることを表す際に用います。
他の人たちは、その人のことを待っているので、「遅れることを伝えておいてください」と頼まれたなら、きちんと他の人たちに伝えましょう。