この記事では「どうかなさいましたか」について解説をします。
「どうかなさいましたか」とは?意味
相手の状況を確かめる意味の言葉です。
「どうか」は、判断に迷っているさまを表したり、普通とは違った状態であることを表したりする語です。
「どうかしてしまいそうだ」「本当かどうか定かではない」のような使い方をします。
「なさいましたか」は「しましたか」という問いかけの意です。
「なさい」は「なさる」のことで、「する」「なす」の尊敬語です。
「する」や「なす」には、動作を行うという意味があります。
「なさる」は「ます」をつなげて、「なさいます」の形をとることが少なくありません。
「なさいましたか」と「か」をつなげて問いかけの形にしています。
「どうかなさいましたか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は相手の状況を尋ねるときに使用をします。
たとえば、道にうずくまっている人がいたとします。
何だか具合が悪そうに見えのですが、はっきりとしたことはわかりません。
そのようなときに、この言葉をかけます。
はっきりしない事柄を問いかけるので「どうか」という言葉を用いています。
職場ではこのような場面で使用されます。
ある人が、頭を抱えて悩んでいます。
どうやら仕事のアイデアが浮かばず、悩んでいるようです。
しかし、本当にそうなのかは、相手に確かめないとわかりません。
そういったときに、このような言葉を用います。
丁寧な表現を用いており、自分よりも下の立場のもの、同等のもの、上の立場のものなど、どのような人に対しても用いることができます。
声をかけて相手から悩みを相談されたなら、その悩みを聞いてあげましょう。
声をかけるだけで何もしないのは冷たいです。
何もしなくてもよいといわれたなら、そのときはそっとしておきます。
「どうかなさいましたか」を使った例文
・『どうかなさいましたか。私でよければ話を聞きます』
「どうかなさいましたか」の返答や返信例
こちらのことを心配してくれているので、状況を伝えましょう。
具合が悪いなら、お腹が痛い、吐き気がするなど、自分の状態を伝えます。
必要な場合は救急車を呼んでもらいましょう。
そこまでしなくてもよいときには、飲み物をください、座らせてくださいなど、やって欲しいことを伝えます。
何もしなくてもよいときには「大丈夫です」と伝えておくとよいでしょう。
仕事で悩みがあるなら相談してみてください。
話すことでアイデアが湧いてくるかもしれません。
まとめ
この言葉は、相手の状態を確かめるときに用いるものです。
このような言葉をかけられる人は、たいてい困っています。
相手が困っているようなら手を差し伸べてあげてください。