「ユニコーン企業」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ユニコーン企業」とは?
「ユニコーン企業」は、非上場の有力ベンチャー企業を示す言葉です。
これには基準が存在し、企業の評価額が10億ドル以上の企業を、「ユニコーン企業」と呼ぶのです。
ユニコーンとは実在しない生物です。
額に一本の角が生えた馬の姿で表現される空想上の生物であり、日本では「一角獣」という呼ばれ方もします。
いずれにせよ、伝説上の域もであるユニコーンは希少価値が高いものと言えます。
それを非上場の有力ベンチャー企業に当てはめる事で、巨額の利益をもたらす企業として表現しているのです。
なお、「ユニコーン企業」よりも価値の高い企業として、「デカコーン企業」や「ヘクトコーン企業」という言葉も存在します。
それぞれ、評価額の基準が「ユニコーン企業」よりも多くなっているのです。
「ユニコーン企業」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ユニコーン企業」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、上司と会話していたとします。
すると、日本の国際競争力の低下について、議論になったのです。
このような場合には、「日本にユニコーン企業が少ないことが、国際競争力がないことの裏付けになっています」と述べるとよいでしょう。
これにより、非上場の有力ベンチャー企業のことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ユニコーン企業」の意味を正しく理解するとよいでしょう。
ユニコーンが持つ角のイメージから、業績が突出した様子を想像してしまう事があります。
しかし、「ユニコーン企業」の「ユニコーン」は、希少性を示す意味で使用されている言葉なのです。
また、評価額が10億ドル以上という基準も存在しています。
安易なイメージで誤った使い方にならないように、注意するとよいでしょう。
「ユニコーン企業」を使った例文
「ユニコーン企業」を使った例文を挙げます。
例文のように、ユニコーン企業の意味を正しく理解して使用すれば、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『ユニコーン企業が日本に少ないことは、とても重要な課題です』
・『ユニコーン企業は、中国とアメリカに多いと言われています』
・『ユニコーン企業が増えると、その国の経済成長が期待できます』
「ユニコーン企業」の類語と敬語での言いかえ
「ユニコーン企業」の類語と敬語を解説していきます。
「ユニコーン企業」の類似表現
「ユニコーン企業」の類似表現には、「デカコーン企業」があります。
「デカコーン企業」の場合は100億ドル以上が基準になりますので、注意して使い分けましょう。
「ユニコーン企業」の敬語表現
「ユニコーン企業」を敬語表現にする事はありません。
敬語表現にするには、組み合わせる言葉で実現するとよいでしょう。
たとえば「ユニコーン企業でございます」とすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「ユニコーン企業」は、評価額10億ドル以上の非上場の有力ベンチャー企業を示す言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。