この記事では「雨が降っているようですので」について解説をします。
「雨が降っているようですので」とは?意味
雨が降っているかもしれないから、という意味です。
「よう」は推量・想像の意を表します。
雨が降っていると話し手がはっきりと認識しているのではありません。
そのように思われるという意味になります。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現です。
「ので」はこの後に伝える事柄の原因・理由・根拠などを表します。
「雨が降っているようですので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、雨が降っているかもしれない場面で用います。
雨が降っているのか、話し手ははっきりとはわかっていません。
降っていると思われる場面で使うものです。
「よう」は推量・想像の意を表します。
雨が降っているとはっきりとわかっていれば、「雨が降っていますので」という言い方をします。
Aさんと取引先のBさんがオフィスで話し合いをし、Bさんが自社に帰る場面で説明をします。
営業からCさんが帰ってきました。
雨が降っていたようで服が少し濡れています。
室内にいたので外の様子はわからなかったのですが、Cさんの様子を見たAさんは、「今は雨が降っているのかも知れない」と思いました。
雨が降っているときに帰るBさんは大変でしょう。
そこで、気遣いを示して「雨が降っているようですので、お気をつけてお帰りください」とAさんからBさんに伝えました。
このような使い方をします。
「ので」の後には、気遣いを示す言葉が続くことが多いです。
雨が降っているときに外を歩くのは、晴れの日に比べて大変です。
苦労をするので、それに対して気遣いを示します。
「雨が降っているようですので」を使った例文
・『雨が降っているようですので、お足元に気をつけてお帰りください』
「雨が降っているようですので」の返答や返信例
この後にどのような言葉が続くかによって、返す言葉が変わります。
傘を貸しましょうかと続いたとします。
自分が傘を持っておらず、傘を貸して欲しいようならば、「お願いします」の意を伝えます。
少しくらいの雨で濡れても平気ならば、傘を貸してもらうことを遠慮するとよいでしょう。
相手はこちらを気遣って、傘を貸すと申し出てくれているので、それに対してはお礼を伝えます。
気をつけて帰ってくださいと気遣いを示してくれたときも、その気遣いに対してお礼を伝えます。
まとめ
この言葉は、雨が降っていると思われるときに用います。
推量・想像の意を表す「よう」を使っているので、雨が降っていると話し手ははっきりと認識していません。
雨が降っていると確実ならば「雨が降っていますので」と言い方を変えましょう。