「残暑の候」という表現法について解説します。
「残暑の候」とは?意味
「残暑の候」は、ビジネスでは、手紙やメールなどに用意るテンプレートの意味を持ち、秋になってもなお暑い暑さという意味を持ちます。
なので季節は秋ごろになるんですが、秋でもまだなお暑いという意味になります。
よって、あいさつにおいては、秋ごろにあいさつという形で、ビジネスなんかでは、あいさつのテンプレートとして用いられます。
「残暑の候」以外にもあいさつテンプレートというものがありまして、「大寒の候」であれば、暦では、一番寒い1月を指しますので、季節に応じたテンプレートを用意しておけば、ビジネスでは手紙であいさつを交わせるということです。
「残暑の候」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「残暑の候」は、ビジネスではメールや、手紙などで秋ごろに入ってもなお暑いという前置きで使用します。
この言葉はあくまで前置きで使用するワードなので、注意点としましては、本題をきちんと用意しておくことが重要で、本題を用意していない場合、挨拶だけで終わってしまう手紙やメールになり下がる点です。
こうなりますと、挨拶だけのお話だったのかなと相手が解釈しますので、本題がある場合、絶対に本題を記載しましょう。
「残暑の候」を使った例文
・『残暑の候、おかわりありませんか、つきましては・・・』
・『残暑の候、いかがおすごしでしょうか、本題ですが・・・』
「残暑の候」の返答や返信例
「残暑の候」は、秋ごろに入っても厚いということを前置きして、本題に入るというメールや、手紙の流れなので、返答及び返信については、手紙やメールの内容を見てから返事をします。
そして返事をすべく内容が、新規事業に関する事柄で新規事業を合同で行う際の打ち合わせを何時にするかという内容であれば、返事は、打ち合わせ時期を返事で返すというのが返答及び返信の例です。
例をあげますと、「お手紙ありがとうございます。
打ち合わせ時期に関しましては、○○月○○日、○○時を予定していますがいかがでしょうか?」という具合に返事をすればよいでしょう。
まとめ
「残暑の候」は、秋ごろになってもなお暑いですが、という意味で、ビジネスでは、文章のテンプレートとして使用されています。
ビジネスでは、ビジネス文章テンプレートというものがありまして、季節に応じてその季節がどうであるからという流れで文章を作成可能なテンプレートがあります。
このテンプレートを使用することで、いつごろに話を持ち出したかということが分かり、ある程度時系列を追えるのでビジネスなんかでは、ある程度商談を持ち掛けた時期を知る手掛かりになったりもします。
このテンプレートを用いれば、相手に対して、メールとか文章でいつの季節に話をしたということを印象付けることができるので、季節を現すテンプレートをうまく利用するとよいでしょう。