「仕儀」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「仕儀」とは?
「仕儀」は「しぎ」と読みます。
これは「事の次第」や「物事のなりゆき」などの意味で使用される言葉です。
これは、「次第」などに似ている言葉だと言えますが、「仕儀」にはネガティブな意味が含まれています。
つまり、思わしくないような事のなりゆきに関して、「仕儀」という言葉を使用できるのです。
この言葉は、あまり頻繁に使用される言葉とは言えません。
現代のビジネスシーンで使用されることは、少ない言葉なのです。
理由は、「次第」という言葉のほうがメジャーであり、わざわざ言い分けるほとの意味の違いもないためです。
そのような言葉でもありますので、あえて「仕儀」という言葉を選択するかは一考するべきだと言えるでしょう。
「仕儀」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「仕儀」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが仕事で失敗したとします。
顧客と良好な関係を築いてきたつもりだったのに、大きなトラブルに発展してしまったのです。
このような場合には、「このような仕儀となってしまいました事を、深く反省しております」と述べるとよいでしょう。
これにより、現在の状況とこれまでのなりゆきを含めて「仕儀」という言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「仕儀」の使い方に注意しましょう。
これは「次第」や「経緯」などと同じような意味で使用できる言葉です。
あえて違いを述べれば、「仕儀」にはネガティブな意味が含まれている程度です。
このように軽微な違いしかないにもかかわらず、「次第」と比べると圧倒的にマイナーな言葉なのです。
そのことを考えても、特別な事情が無い限りは、使用する必要がない言葉だとも言えるのです。
それは、同じ意味であれば、より一般的な表現を使用するべきであるからです。
「仕儀」を使った例文
「仕儀」を使った例文を挙げます。
例文のように、「次第」などと同じような意味で使用するとよいでしょう。
・『このように情けない仕儀となりました』
・『このような仕儀となってしまい、誠に申し訳ございません』
・『失敗を避けられない仕儀となりました』
「仕儀」の類語と敬語での言いかえ
「仕儀」の類語と敬語を解説していきます。
「仕儀」の類似表現
「仕儀」の類似表現には、「次第」があります。
「仕儀」と「次第」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「仕儀」の敬語表現
「仕儀」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合、言葉を加えて実現する必要があります。
たとえば「仕儀でございます」とすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「仕儀」は、「事の次第」や「物事のなりゆき」のような意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。