この記事では「今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程」について解説をします。
「今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程」とは?意味
これからも今までと変わらずに指導や励ましを、という意味です。
「今後とも」は、これから先もを意味しています。
「とも」なので、これまでにも同じようなことがあったことを表しています。
「相変わらぬ」の「相」は語勢や語調を整えるための言葉です。
改まった場面や手紙で主に使用されています。
「変わらぬ」は「変わる」を「ぬ」で打ち消したもので、違った状態にはならないという意味になります。
「ご指導」「ご鞭撻」は、指導や鞭撻をする人を敬った表現です。
「指導」にはある目的に向かって教え導くこと、「鞭撻」には力を尽くすように励ますことという意味があります。
「ご」は他人の行為を表す語について、その人に対する尊敬の意を表すものです。
「程」には断定を避けて柔らかく表現する働きがあります。
「今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これからも指導や鞭撻をして欲しいときに使用をします。
よろしくお願いしますという気持ちを表すものです。
そのため、「程」の後には「よろしく」の意を伝える言葉が続きます。
相手を敬う表現をしているので、この表現で失礼にはなりません。
「今後とも」なので、これまでも指導や鞭撻を受けています。
以前には指導も鞭撻も受けていないときには「今後とも」は用いません。
「相変わらぬ」の「相」は語勢や語調を整えるためのものなので、あってもなくても意味は変わりません。
改まった場面や手紙で用いられることが多く、「相」を用いるとかしこまった雰囲気になります。
「今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程」を使った例文
・『今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします』
「今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻の程」の返答や返信例
これまで指導や鞭撻をしてきたはずです。
これからも、それを続けていくことができるなら、「わかりました」「よろしく」という意を伝えるとよいでしょう。
これからも導いたり、励ましたりしてもらえると思うと、その人にとっては心強いことでしょう。
これからは、指導も鞭撻もできないということは、あまりないと思います。
もしもできない場合は「申し訳ありませんが」と一言添えて、無理であることを伝えます。
まとめ
この言葉は、これからも教え導いてもらったり、努力をするように励ましてもらったりしたいときに使用をします。
指導をすることは大変なので、丁寧にお願いをすることが望ましいです。
教え導き、励ましてくれる人がいるのはありがたいことです。