「贈呈させていただきます」という表現法についての解説です。
「贈呈させていただきます」とは?意味
「贈呈させていただきます」は、頑張った際の褒美を与えるということなんですが、させていただきますという部分が相手の許可を取る必要があるという意味になるので、頑張ったご褒美を与えるのになぜか相手の許可がいるという珍妙なことになるので間違った言葉になります。
この場合、「贈呈いたします」とするのが正しく、「贈呈いたします」であれば、贈与するという意味になり相手の許可なんかは関係ありません。
「贈与させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「贈与させていただきます」は、ビジネスでは、対象となる者に褒美となる物を贈呈するという意味で使用するんですが、この言葉は間違っていて、「させていただきます」ですと、褒美を渡す際、相手側が褒美をもらうことについて許可を出す必要があるという解釈になるので、相手が拒否権を行使したり、相手にいちいち褒章を与えたいのですがと確認しなければならないので、正しくは、「贈与いたします」が正しい褒章の与え方です。
「贈与いたします」ですと、贈与するという意味になるので相手側の許可云々はどうでもよくなります。
「贈与させていただきます」を使った例文
・『こちらの商品を贈与させていただきます』
・『商品券を贈与させていただきます』
「贈与させていただきます」の返答や返信例
「贈与させていただきます」についての返答及び返信は、ビジネスでは社員が褒章を与えたいんですけどということについて返事をすれば返答及び返信になります。
なので、例としては、「わかりました」と言えば、褒章について了承し、「結構です」や「不要です」と言えば、褒章を断ったとなります。
なお、断るという選択肢も褒章を受け取る側は可能で、この言葉は許可を求めているため、許可について嫌だと言えば一応褒美の受け取りを拒否可能です。
まとめ
「贈与させていただきます」については、相手側が褒章を受け取るかどうかについて許可を相手側に問いたださないといけなくなるので、間違った言葉になります。
なぜなら、相手側は、会社などの恩恵でプレゼントを貰え、褒美とするのですから、褒美の許可をなぜ、自分に問いただすのかということになるのです。
じゃあ、自分が褒美の受け取りを断ったら、褒美を渡さないつもりなのかという疑問も社員は感じてしまいますので、この言葉はいわば、社員側としても返答に困る言葉になります。
褒美が欲しいと言えば、もらえますが、あえて断ったらどうなるの?という疑問が生まれますので正しくは、相手の許可なんかを問う必要が無い、「贈与いたします」とするのが正しい相手の人に何かを贈呈する場合の言葉選びです。