「存じ上げませんでした」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「存じ上げませんでした」とは? ビジネス用語【一語】

「存じ上げませんでした」という表現法についての解説です。

「存じ上げませんでした」とは?意味

「存じ上げませんでした」は、結果がありきにおいて結果が出てその結果について知らなかったという意味です。

つまり、自分から言い出したことについて、結果を知らなかったんですということを表現するのがこの言葉で、なぜ知らなかったのかについては不明です。

この表現法のポイントは、事実について知らないということを表現するうえで、その事実については過去のことで、過去から現在にかけて今報告を受けるまでは知らなかったと表現している点がポイントになります。

「存じ上げませんでした」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「存じ上げませんでした」は、今そのような結果になったという事実について今知ったという意味で使用し、過去を振り返った場合、過去については一切その事実を知らないという意味で使用します。

なので、注意すべく点は、このワードは、過去から現在を指すので、過去に知っていたそぶりがあれば、破綻することです。

よって、過去にそのような結果になるかもしれないということを予測していると分かれば、なぜ知らないふりをしているんだと言われてしまい、相手の印象がものすごく悪くなるので注意です。


「存じ上げませんでした」を使った例文

・『部長の考えとは存じ上げませんでした』
・『社長とは存じ上げませんでした』

「存じ上げませんでした」の返答や返信例

「存じ上げませんでした」についての返答及び返信は、今知ったという事実についてどう思うかが返事です。

なので、「社長とは存じ上げませんでした」であれば、回答例は、社長が回答をし、「君は社長が誰であるか知らなかったのかね?」と返事をしてもよいでしょう。

無論文章の場合も社長という人物が誰なのか知らない場合、文章で社長の名前を出して社長が誰なのかを知らせるというのが回答となります。

まとめ

「存じ上げませんでした」は、知らなかったという意味で、過去にさかのぼり、今現在目の前で知らされるまで知らなかったという表現になります。

なので、この言葉は、相手は過去からその事情について知っておらず、今目の前で真実を知ったということです。

だから、「社長とは存じ上げませんでした」という言葉については、目の前に社長だという人物が現れて初めてその人が社長だと分かったということになります。

無論、過去に実は社長と知らずに接していて失礼を働いていても、それは社長が誰であるかを知らなかった人が悪いので、ビジネスの世界で言う、「存じ上げませんでした」は、過去からさかのぼり、今現在報告を受けるまで知らなかったということになるわけですから、知っているべきことを知らずにいた人物という認識を周囲から受けるのです。