この記事では「見ていただけて嬉しいです」について解説をします。
「見ていただけて嬉しいです」とは?意味
何かを見てもらい、話し手がうれしく感じていることを表す言葉です。
「見て」は、視覚に入れる、確かめるという意味です。
「いただけ」は「いただく」を指し、「もらう」の謙譲語です。
動詞の連用形に「て」を添えたものにつくと、その動作を受けるものにとって恩恵になることを他人から受ける意を表します。
この場合は、何かを見てもらうことが話し手の恩恵になっています。
見るという行為をしたのは聞き手です。
「嬉しい」は、相手から受けた好意などに対して感謝の気持ちを持っているさまを表す語です。
また、自分の思う通りになって満足であることの意もあります。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。
「見ていただけて嬉しいです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が聞き手に何かを見てもらってうれしく思う気持ちや、感謝していることを表すために用います。
「いただけて」と自分の側を低く表現することで、相手に対して敬意を表す表現をしていますが、「見て」の部分を変えるとさらに丁寧になります。
見ることを相手を敬う表現にすると「ご覧になる」です。
見るという行為をするのは敬うべき人です。
「いただく」は話し手がお願いをして何かをしてもらったときに主に使用をします。
また、後に感謝を表す語が続くと、私があなたに何かをしてもらったことに対して、感謝の気持ちを間接的に表していることにもなります。
「見てもらって」という意を表します。
この場合は「ご覧くださり嬉しいです」としてもよいでしょう。
「くださる」は「くれる」の尊敬語です。
「見てくれて」という意味になります。
「見ていただけて嬉しいです」を使った例文
・『スピーチを見ていただけて嬉しいです』
「見ていただけて嬉しいです」の返答や返信例
何を見たのかによって返答内容が変わってきますが、見たものについての感想を述べるとよいでしょう。
感想を述べるためには、そのものをしっかりと見る必要があります。
つまり、感想を伝えられるということは、それをきちんと見ていたということです。
感想を伝えれば、しっかり見ていたことが相手に伝わります。
相手はよろこんでいるようなので、「喜んでいただけたようでうれしいです」など、自分の気持ちを表してみてもよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手が聞き手に何かを見てもらったときに、感謝を示すために使用をします。
忙しい中、何かを見てもらえるのはありがたいことです。
うれしいことがあったら、自分の気持ちを伝えてみましょう。